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トラウマ、と言うと命に関わる大きな事故や事件に遭遇した人が心に負う傷、と言うイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。Somatic Experiencing®では、トラウマはもっと一般的に起こりうるものと考えています。
例えば、こんな些細な出来事が、トラウマ記憶として残っていることもあるんです。
- お前は橋の下から拾って来た子で、実はお父さんとお母さんの子ではない、と親から言われた
- ○○さんの家の子になりなさい、と親や親戚からからかわれた
大人からすると、何の気なくからかっただけだったり、言うことを素直に聞かせるためにちょっと脅かしただけだったりする、些細な出来事かもしれません。
でも、この世に生まれてたった数年分の経験と知識しかない子どもにとっては、自身の存在や生存を大きく揺るがす一大事です。
自分はお父さんとお母さんの子じゃないという衝撃と恐怖。
家を追い出されて別の家の子にならなきゃならないかもしれないと言う恐怖。
これは、その子の脳の中では飛行機の墜落事故にあったとか、交通事故にあったのと同じ恐怖の反応が起こっていたりします。
大人のクライエントさんにセッションをしていると、小さな頃のこう言った出来事が出てくることがあります。(セッションの中ではこう言った反応が出てきた時には、修復体験をしたり、未完了になっている身体の動きを完了させたりして、身体の記憶を解放していきます。)
小さな子の純粋な反応が可愛くて、ついからかってしまう。
そんなこともあるかもしれませんが、子どもにとっては重大事です。
こう言うからかいは、どうかやめてあげてくださいね。
ついうっかりからかってしまった場合には、その後で、「あれは本当のことじゃないんだよ。お父さんとお母さんのかわいい子だよ。かわいいからからかっちゃったけど、ごめんね。」としっかり伝えてくださいね。
そして、子どもの頃そんな風にからかわれて怖い思いをした覚えのある方は、こわい思いをした小さな自分をやさしく抱きしめて、こわかったね、とイメージの中でやさしく寄り添って、こわかった思いを認めて、共感してあげてくださいね。(あんなの親の冗談なのに真に受けて・・・とか、説得に走るんじゃなく、ただやさしく共感してあげてくださいね。)
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