はぐくむブログ

“大丈夫な自分”を頑張り続けてきた方へ。考え続けているのに楽にならない方に向けて、トラウマと身体感覚(Somatic Experiencing)の視点から、生きづらさをやわらげるヒントを発信しています。

「大丈夫です」と言ってしまう人ほど、本当は助けを必要としているのかもしれません

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

「大丈夫です。」

体調を尋ねられた時、
忙しさを尋ねられた時、

「大丈夫です。」

と、つい言ってしまっていませんか?

でも、その「大丈夫」は、本当にあなたの本音でしょうか。


「大丈夫」は嘘ではない

ここで誤解してほしくないのは、「大丈夫」と言う人が嘘をついているわけではない、ということです。

むしろ、その人にとっては本当に「大丈夫」なのです。

もっと正確に言えば、

「これくらいなら頑張れる。」
「まだ我慢できる。」
「人に迷惑をかけるほどではない。」

そんな感覚なのかもしれません。

長い間こうやって生きてきた人ほど、つらさの基準が少しずつ上がっていきます。

周りの人なら「それは大変だね」と感じることでも、

本人は「これくらい普通」と思ってしまうのです。


身体は、もっと前から気づいている

一方で、身体は案外正直です。

肩がこる。
眠れない。
胃が痛い。
食べ過ぎてしまう。
何もやる気が起きない。
涙が出る。
イライラする。
休日になると動けなくなる。
気づくとため息ばかりついている。

こうした反応は、身体からの「もう十分頑張っていますよ」というサインなのかもしれません。

ポリヴェーガル理論やSomatic Experiencing®では、私たちの神経系は「安全に生き延びること」を最優先に働くと考えます。

そのため、危険やストレスが長く続くと、「つらい」と感じることよりも、まず**「なんとか今日も乗り切る」**ことが優先されます。

だから、「大丈夫」と言いながら身体が悲鳴を上げていることは、決して珍しいことではありません。

私たちは頭では気づいていなくても、身体や違和感のほうが先に「もう限界に近いよ」と教えてくれていることがあります。

「大丈夫」は、自分を守るために身につけた反応でもあるのです。


「助けて」が言えない理由

「助けて」が言えない人は少なくありません。

・こんなことで相談していいのかな。
・もっと大変な人がいる。
・迷惑をかけたくない。
・自分で何とかしなければ。

こうした思いは、とても自然なものです。

でも、その背景には、

これまでの人生で、

「弱音を吐けなかった経験」

「頼っても助けてもらえなかった経験」

「頑張ることで認められてきた経験」

が積み重なっていることもあります。

だから「助けて」が言えないのは、

弱いからではなく、

そうするしかなかった歴史なのかもしれません。


カウンセリングでよくあること

初回のカウンセリングでは、

思いっきりつらさを話してくださる方もいれば、

「しんどいんですけど、でもまあ大丈夫なんですけどね。」

と控えめに話してくださる方もいます。

でも、身体を落ち着けるワークをしたり、ゆっくりお話を聞いていくと、

「そういえば最近ずっと眠れていません。」

「実は毎朝つらいんです。」

「こんなこと誰にも話したことがなくて。」

そんな言葉が少しずつ出てくることがあります。

話すことで初めて、

「私は思っていたより頑張っていたんだ。」

と気づくことも少なくありません。

そして、その瞬間、張りつめていた表情が少しやわらいだり、ほっと息をついたりする方もいらっしゃいます。

身体は、ずっと前から気づいていたことに、心が少しずつ追いついてくる。

そんな時間をご一緒することも、カウンセリングの大切な役割なのだと感じています。


「大丈夫じゃなくても大丈夫」

カウンセリングは、

「限界になった人」だけが来る場所ではありません。

「これくらいで相談していいのかな。」

という段階で来ていただいて大丈夫です。

むしろ、そのくらいのタイミングのほうが、自分の感覚を取り戻しやすいこともあります。

「大丈夫」という言葉の奥にある気持ちを、急いで変える必要はありません。

でも、

もしその言葉を何度も口にしていることに気づいたら、

少しだけ立ち止まって、

身体や心に問いかけてみてください。

「本当に大丈夫?」

その問いに、すぐ答えが出なくても構いません。

ゆっくり耳を澄ませていく時間も、自分を大切にする一歩なのだと思います。

私たちは、「大丈夫」と言い続けることで、自分を守ってきたのかもしれません。

だから、「大丈夫」と言ってしまう自分を責める必要はありません。

その言葉は、これまで精一杯生きてきた証でもあるからです。

でも、これからは一人で頑張り続けなくてもいい。

「大丈夫」の奥にある小さな声にも、少しずつ耳を傾けられるようになること。

それもまた、自分をはぐくむということなのだと思います。

そして、その小さな声を、一人で抱え続ける必要もありません。

誰かと一緒に、身体の声や心の声に耳を傾けていく時間。

それが、カウンセリングという場所なのかもしれません。

 

 

 

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SE (Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法)という手法をベースに、『セルフコンパッションを高めて自己肯定感や幸福度を高めるセッション』を提供しています。
対面(新宿、阿佐ヶ谷)、オンラインどちらもご利用いただけます。

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カウンセリングが合わないと感じたら - やめてもいいし、変えてもいい

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

 

これまでの記事では、

  • カウンセリング中に言っていい言葉

  • 境界設定というスキル

  • 修復できる関係の大切さ

についてお話ししてきました。

では、

違和感を伝えても変わらないとき。

何度話しても安心できないとき。

そんなときはどうしたらよいのでしょうか。

今日は、

「カウンセリングが合わないと感じたら」

というテーマについて考えてみたいと思います。


カウンセリングにも相性があります

私たちは時々、

「有名な先生だから」
「経験豊富だから」
「資格を持っているから」

という理由で、

そのカウンセラーが自分にも合うはずだと思ってしまいます。

しかし実際には、

どれほど優れたカウンセラーであっても、

すべての人に合うわけではありません。

人と人との関係だからです。

安心できる人もいれば、

なぜか緊張してしまう人もいます。

話しやすい人もいれば、

うまく話せない人もいます。

それは誰かが悪いからではなく、

相性の問題であることも少なくありません。


違和感は大切な情報です

カウンセリングを受けていると、

こんなことが起こるかもしれません。

  • セッション後にいつもぐったりする

  • なぜか緊張が続く

  • 本音を話しにくい

  • 話したいことが話せない

  • 違和感を伝えるのが怖い

  • 伝えても変化がない

こうした体験があるとき、

私たちはつい、

「私が悪いのかな」
「もっと頑張らないといけないのかな」

と考えてしまうことがあります。

でも、違和感は間違いではありません。

違和感は、

あなたの心や身体が発している大切なサインかもしれないのです。


まずは話し合ってみる

違和感を感じたときに、

すぐにやめる必要はありません。

まずは、

その違和感を言葉にしてみることが大切です。

例えば、

  • 「少し話しにくさを感じています」

  • 「進め方に違和感があります」

  • 「最近あまり安心できません」

  • 「この関係について相談したいです」

といった形で伝えてみることができます。

そこで対話が生まれ、

理解が深まり、

関係が修復されることもあります。


それでも変わらないこともあります

一方で、

違和感を伝えても状況が変わらないこともあります。

例えば、

  • 話を聞いてもらえない

  • フィードバックが受け止められない

  • いつも自分が悪いことになる

  • 不安や混乱が増えていく

  • 境界が尊重されない

そんな状態が続くのであれば、

別の選択肢を考えてもよいかもしれません。


やめることは失敗ではありません

カウンセリングを終了することに、

罪悪感を抱く方もいます。

「ここまで続けたのに」
「期待に応えられなかった」
「逃げているのではないか」

そんなふうに感じることもあるでしょう。

しかし、

カウンセリングをやめることは、

失敗ではありません。

それは、

自分に合う方法や環境を探すための選択であることもあります。


カウンセラーを変えることも選択肢

もし今のカウンセリングが合わないと感じるなら、

別のカウンセラーを探してみることもできます。

実際、

ある人には合わなかったカウンセラーが、

別の人には非常に合うことがあります。

逆もまた同じです。

カウンセリングは、

誰が優れているかだけで決まるものではありません。

あなたが安心して話せるかどうかも、とても大切な要素です。


カウンセリングの目的は「続けること」ではない

時々、

カウンセリングを続けること自体が目的になってしまうことがあります。

でも本来の目的は、

カウンセリングを続けることではありません。

あなたが、

少しずつ自分らしく生きられるようになること。

自分の感覚を信頼できるようになること。

人生をより自由に選べるようになること。

そのための手段としてカウンセリングがあります。

だからこそ、

必要なら続ける。

必要なら休む。

必要なら終わる。

必要なら別の人に相談する。

その選択もまた尊重されてよいのです。


このシリーズで伝えたかったこと

4回にわたって、

カウンセリングにおける安全な関係についてお話ししてきました。

お伝えしたかったことは、とてもシンプルです。

あなたには、

  • 感じたことを言う権利がある

  • 境界を示す権利がある

  • 違和感を伝える権利がある

  • 修復を求める権利がある

  • 離れる権利がある

ということです。

カウンセリングは、

誰かに従う場所ではありません。

あなた自身を理解し、

大切にしていくための場所です。


まとめ:自分の感覚を信頼してみる

もしカウンセリングの中で違和感を感じたら、

その感覚をすぐに否定しなくても大丈夫です。

まずは、

「私はそう感じているんだな」

と認めてみてください。

そして必要であれば、

その違和感を言葉にしてみてください。

あなたの感覚は、

あなた自身を守ろうとしている大切なサインかもしれません。


甘雨|こころとからだのカウンセリング

当ルームでは、

クライエントのペースと境界を尊重しながら、安全な関係づくりを大切にしています。

話すことに迷いがある方も、
自分の気持ちがよくわからない方も、

まずは今の状態から一緒に見つめていけたらと思っています。

安心してご相談ください。

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良いカウンセラーは「傷つけない人」ではなく、修復できる人 - 信頼できるカウンセリング関係とは何でしょうか?

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

これまでの記事では、

  • カウンセリング中に言っていい言葉

  • 境界設定というスキル

についてお話ししてきました。

今回は、

「良いカウンセラーとはどんな人なのか」

について考えてみたいと思います。


良いカウンセラーは、絶対に傷つけない人?

カウンセリングを受けるとき、

私たちは無意識のうちに

「良いカウンセラーなら傷つけないはず」

と思っていることがあります。

もちろん、カウンセラーは安全な場を作る努力をします。

しかし現実には、

どれほど経験豊かなカウンセラーであっても、

  • 誤解することがある

  • 言葉がきつく聞こえることがある

  • タイミングを間違えることがある

  • 見立てが外れることがある

ということは起こり得ます。

カウンセラーもまた、人間だからです。


問題は「傷ついたこと」ではありません

ここで大切なのは、

傷つくことが絶対に起きない関係を目指すことではありません。

本当に問題になるのは、

傷ついたことが扱われないこと

です。

例えば、

クライエントが

「今の言葉は少しきつく感じました」

と伝えたとします。

そのとき、

カウンセラーが

「そんなつもりはありません」

だけで終わらせてしまったらどうでしょうか。

クライエントの体験は置き去りになってしまいます。

一方で、

「そう感じられたのですね」
「どんなふうに受け取られましたか?」
「もう少し一緒に見てみましょう」

と扱うことができれば、

そこには理解と修復の可能性が生まれます。


修復とは何でしょうか?

修復とは、

誰かが間違えなかったことではありません。

関係の中で起きた行き違いや傷つきを、

一緒に扱っていくことです。

カウンセリングの中では、

むしろ修復の経験そのものが癒しになることがあります。

なぜなら、

これまでの人生で

  • 傷ついても話を聞いてもらえなかった

  • 違和感を伝えると怒られた

  • 気持ちを否定された

  • 我慢するしかなかった

という経験をしてきた方が少なくないからです。

そのため、

「違和感を伝えても関係が壊れない」

という体験は、とても大きな意味を持つことがあります。


良いカウンセラーに見られる特徴

もちろん、人によってスタイルはさまざまです。

そのうえで、信頼できるカウンセラーには共通する特徴があります。

フィードバックを受け止めようとする

クライエントからの違和感や不満を、

防衛的にならずに聞こうとします。

間違いを認めることができる

必要なときには、

「私の理解が十分ではなかったかもしれません」

と言うことができます。

クライエントの体験を尊重する

正しいか間違っているかではなく、

まず

「そう感じたのですね」

と体験そのものを大切にします。

修正する柔軟性がある

ペースや進め方を調整しながら、

クライエントに合った関わりを探ろうとします。


完璧なカウンセラーを探さなくていい

時々、

「絶対に傷つけないカウンセラー」

を探そうとする方がいます。

でも、人と人との関係である以上、

完全に行き違いのない関係は存在しません。

大切なのは、

問題が起きないことではなく、

問題が起きたときに扱えることです。

安心できる関係とは、

衝突のない関係ではありません。

衝突や違和感が生じても、

対話を続けられる関係です。


カウンセリングは関係の練習の場でもある

カウンセリングは、

ただ話を聞いてもらう場所ではありません。

そこには、

人と人との関係があります。

だからこそ、

違和感を伝えること。

境界を示すこと。

誤解を話し合うこと。

そして修復を経験すること。

それらすべてが、

人生の中の人間関係にもつながっていきます。


まとめ:信頼は「修復」から生まれる

良いカウンセラーとは、

絶対に傷つけない人ではありません。

違和感や行き違いが起きたときに、

それを一緒に扱うことができる人です。

そして良いカウンセリング関係とは、

問題のない関係ではなく、

修復できる関係です。

もしカウンセリングの中で違和感を感じたなら、

その違和感を言葉にしてみることも大切な一歩かもしれません。

そこから新しい理解や信頼が生まれることがあります。


次回予告

違和感を伝えても変わらない。

何度話しても安心できない。

そんなときはどうしたらよいのでしょうか。

次回は、

「カウンセリングが合わないと感じたら ― やめてもいいし、変えてもいい」

というテーマでお話しします。


甘雨|こころとからだのカウンセリング

当ルームでは、安心できる関係づくりを大切にしています。

違和感や迷いも含めて、一緒に丁寧に扱いながら、その方に合ったペースで進めていきます。

安心してご相談ください。

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カウンセリングで違和感を感じたときに - 境界設定という大切なスキル

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

前回の記事では、

「カウンセリング中に言っていい言葉」

についてお話ししました。

理解できないとき。
怖いとき。
違和感があるとき。

そんなときには、自分の体験を言葉にしてよいというお話でした。

今回は、その一歩先にある

「境界設定(Boundary Setting)」

についてお話ししたいと思います。


境界設定とは何でしょうか?

境界設定とは、

「自分の心や身体を守るための線引き」

のことです。

線引きというと、

「拒絶すること」
「相手を突き放すこと」
「わがままを言うこと」

のように聞こえるかもしれません。

しかし、本来の境界設定はそうではありません。

境界設定とは、

「私には今、こういうことが起きています」

と伝えることです。

つまり、相手をコントロールすることではなく、自分の状態を伝えるためのスキルなのです。


なぜカウンセリングで境界設定が大切なのでしょうか?

カウンセリングは、本来安全な場所です。

しかし、どれほど経験豊かなカウンセラーであっても、人と人との関わりである以上、行き違いや誤解が起こることがあります。

例えば、

  • 話のペースが速い

  • 説明が難しい

  • 話題が重すぎる

  • 言葉がきつく聞こえる

  • 自分の話したいこととずれている

そんなことは決して珍しくありません。

そのときに大切なのは、

我慢することではなく、

「今の私にはこう感じられています」

と伝えることです。

境界設定は、カウンセリングを妨げるものではありません。

むしろ、より安全で信頼できる関係を作るために役立つものなのです。


境界設定が必要になるのはどんなとき?

例えば、こんな場面です。

ペースが速すぎるとき

  • 「少しゆっくり進めてほしいです」

  • 「少し考える時間がほしいです」

  • 「まだついていけていません」

話題が負担になっているとき

  • 「今の私には少し重すぎます」

  • 「別の話題に戻したいです」

  • 「今日はこの話を扱いたくありません」

言葉がきつく感じるとき

  • 「その言い方は私には強く感じます」

  • 「少し怖くなっています」

  • 「責められているように感じています」

進め方に違和感があるとき

  • 「この進め方は私には合わない気がします」

  • 「別の方法を試したいです」

  • 「私が話したいことは少し違います」

セッションを止めたいとき

  • 「今日はここで終わりにしたいです」

  • 「少し休憩したいです」

  • 「続けるかどうか考える時間がほしいです」


境界設定が苦手な人は少なくありません

境界設定が難しいと感じる方はたくさんいます。

その理由は、

性格の問題ではなく、

これまでの対人関係の経験と関係していることがあります。

例えば、

  • 嫌われたくなかった

  • 怒られるのが怖かった

  • 相手を優先することを求められてきた

  • 我慢することで関係を維持してきた

そんな経験があると、

「違和感を伝える」

こと自体が難しくなります。

だから境界設定ができないことを責める必要はありません。

むしろ、

境界設定は練習して身につけていくスキルなのです。


境界設定は関係を壊すものではありません

境界設定というと、

「そんなことを言ったら関係が悪くなるのでは?」

と心配になる方もいます。

しかし実際には、

健全な関係ほど境界設定を歓迎します。

なぜなら、

何も言わずに我慢し続けるよりも、

違和感を共有した方が、お互いを理解しやすくなるからです。

もちろん、伝えた結果として意見が一致しないこともあるでしょう。

それでも、

自分の感覚を無視して関係を続けることと、

自分の感覚を大切にしながら関係を築くことでは、

大きな違いがあります。


まとめ:境界設定は「自分を大切にする技術」

境界設定は、

勇気や強さではなく、

技術です。

最初から上手にできる人はほとんどいません。

少しずつ、

「私はこう感じています」

を言葉にしていくことで身についていきます。

そして境界設定ができるようになると、

カウンセリングだけでなく、

家族関係や職場、人間関係全般にも変化が生まれていきます。

境界設定とは、

相手を拒絶するためのものではありません。

自分自身を大切にするためのスキルなのです。


次回予告

「良いカウンセラーとは、傷つけない人なのでしょうか?」

次回は、

『良いカウンセラーは「傷つけない人」ではなく、修復できる人』

というテーマで、信頼できるカウンセリング関係について考えてみたいと思います。


甘雨|こころとからだのカウンセリング

当ルームでは、クライエントのペースと境界を尊重することを大切にしています。

違和感や迷いも含めて、一緒に丁寧に扱っていけたらと思っています。

安心してご相談ください。

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カウンセリング中に言っていい言葉集 -「こんなこと言っていいのかな?」と思ったときに

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊


カウンセリングを受けていると、

「こんなことを言ったら失礼かな」
「話の流れを止めてしまうかな」
「私の受け取り方が間違っているのかもしれない」

というような気持ちになることがあります。

特に、人に合わせることが得意な方や、我慢することで人間関係を保ってきた方ほど、自分の感じていることを飲み込んでしまいがちです。

でも実は、カウンセリングでは「何を感じているか」を率直に伝えることが、とても大切なプロセスになることがあります。

この記事では、カウンセリング中に言っていい言葉をご紹介します。


カウンセラーの説明が理解できないとき

理解できないことは悪いことではありません。

わからないまま話を進めるよりも、その場で伝える方がお互いに役立ちます。

例えば、

  • 「今の説明はまだ理解できていません」

  • 「少し整理する時間がほしいです」

  • 「今の話は私には難しいです」

  • 「もう少し具体的に説明してもらえますか?」

こんなふうに伝えても大丈夫です。

カウンセリングは学校の授業ではありません。

理解できないことを隠す必要はないのです。


カウンセラーの言葉がきつく感じたとき

同じ言葉でも、人によって受け取り方は違います。

カウンセラーにそのつもりがなくても、きつく感じたり、傷ついたりすることはあります。

そんなときは、

  • 「その言い方は私には強く感じます」

  • 「今の言葉がどういう意味か確認したいです」

  • 「私は責められているように感じています」

  • 「少し怖くなっています」

と伝えてみてください。

大切なのは、

「あなたが悪い」

と伝えることではなく、

「私はこう感じています」

を伝えることです。


話題がつらすぎるとき

カウンセリングでは、過去のつらい体験や難しいテーマを扱うことがあります。

しかし、それは無理をして進めることとは違います。

もし負荷が大きすぎると感じたら、

  • 「この話題は今の私には重すぎます」

  • 「少しペースを落としたいです」

  • 「別の話題に戻したいです」

  • 「今はこの話を続けたくありません」

と言って構いません。

安心感を保ちながら進めることも、カウンセリングの大切な要素です。


カウンセリングの進め方に違和感があるとき

カウンセリングにはさまざまな考え方や方法があります。

どれほど優れた方法でも、すべての人に合うわけではありません。

もし違和感を感じたら、

  • 「この進め方は私には合わない気がします」

  • 「別の方法を試したいです」

  • 「今日は別のテーマを話したいです」

  • 「私が話したいことは少し違います」

と伝えることができます。

違和感は、無視するものではなく、大切な情報です。


今日はここで終わりにしたいとき

途中で休みたくなったり、話を終えたくなったりすることもあります。

そんなときは、

  • 「今日はここで終わりにしたいです」

  • 「少し休憩したいです」

  • 「続けるかどうか考える時間がほしいです」

  • 「今はこれ以上話せません」

と言って大丈夫です。

あなたには、自分のペースを守る権利があります。


本当は一番大切な言葉

もしかすると、カウンセリングの中で最も大切な言葉は、

「私は今、こう感じています」

なのかもしれません。

理解できない。
怖い。
悲しい。
腹が立つ。
混乱している。
何も感じない。

どんな体験であっても、その瞬間のあなたの体験には価値があります。

カウンセリングは、正しい答えを言う場所ではありません。

自分の体験を少しずつ言葉にしていく場所です。

「こんなこと言っていいのかな?」

そう思った言葉ほど、実は大切なテーマを含んでいることがあります。

 

次回は、カウンセリングで違和感を感じたときに役立つ「境界設定」というスキルについてお話しします。

 


甘雨|こころとからだのカウンセリング

当ルームでは、クライエントのペースと境界を大切にしています。

理解できないこと。
違和感。
不安。
迷い。

そうした体験も含めて、一緒に丁寧に扱っていけたらと思っています。

安心してご相談ください。

 

★オンラインと対面(東京)で心理カウンセリングを提供しています★

SE (Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法)という手法をベースに、『セルフコンパッションを高めて自己肯定感や幸福度を高めるセッション』を提供しています。
対面(新宿、高円寺、指扇(埼玉))、オンラインどちらもご利用いただけます。

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「バカにされたくない、舐められたくない」 ——その気持ちの奥に、何があるのだろう

誰かに軽く扱われた気がした瞬間、胸の奥でカッとなる。
冷静にしていたいのに、言葉がとげとげしくなってしまう。
あとで「またやってしまった」と、自分を責める。

——「バカにされたくない」という感情。
あなたはこれを、ただの「気が短い性格」だと思っていませんか?

この記事では、「舐められたくない」「下に見られたくない」という感情がどこから来るのか、そしてその感情が何を守ろうとしているのかを、一緒に考えていきたいと思います。

その怒りは、「弱さ」ではなく「適応」だった

子どもの頃、家の中に緊張感がある環境で育ってきた方にとっては、親の機嫌が読めなかったり、ちょっとしたことで空気が変わったり。そういう環境では、「やられる前に察する」「隙を見せない」ことが生き延びる知恵になります。

舐められる=危険。バカにされる=自分の居場所が脅かされる。
子どもの頃の自分にとっては、そういう意味を持っていた可能性があります。

「バカにされたくない」という感情は、弱い人間のものではありません。
それはかつて、あなたが自分を守るために身につけた、精一杯の鎧です。

大人になっても、センサーは鳴り続ける

問題は、その鎧が大人になっても外れないことです。

同僚がぼんやり返事をしただけで「軽く見られた?」と感じる。上司のちょっとした言い方に、カッとなる。恋人に甘えた途端、「重いと思われていないか」と不安になる。

頭では「気にしすぎ」とわかっている。でも身体は反応してしまう。それは意志力の問題ではなく、神経系が長年かけて学んだ「危険信号の出し方」があまりにも染み込んでいるからです。

怒りは、悲しみや恐れが変装した姿であることが多い。
「バカにされたくない」の奥には、「また傷つきたくない」「また置いてかれたくない」という気持ちが、ひっそり息をしていることがあります。

「普通に振る舞えない」と感じるとき

この感情を抱えていると、人間関係が消耗します。常に相手の反応をモニタリングして、自分がどう見られているかが気になって、本当に言いたいことをうまく言えなくて。気づけば「人といると疲れる」という状態になっていきます。

「なんで私はこうなんだろう」と思ったことがある人へ。それはあなたの性格の欠点ではありません。かつての環境に適応した結果が、今の反応パターンになっているだけです。

変わるとは、鎧を捨てることではない

「怒りをなくしたい」「感情的になりたくない」と思うかもしれません。でも、怒りそのものが問題なのではありません。怒りが「必要のない場面でも」自動的に発動してしまうことが、しんどさの正体です。

変化とは、感情を消すことではなく、「今ここは本当に危険なのか」を、身体ごと感じ取れるようになることです。安心できる関係や場所を少しずつ経験していくことで、神経系は少しずつ、「ここは大丈夫かもしれない」と学んでいきます。

頭だけでなく、からだで安心を感じられるようになっていく——それが、カウンセリングで目指したいことのひとつです。


「また怒ってしまった」と感じているあなたへ

甘雨のカウンセリングでは、怒りや感情の背景にある愛着パターンを、思考だけでなく身体の感覚からも丁寧に見ていきます。「重すぎるかな」「こんなことで相談していいのか」と思う必要はありません。その「また」の積み重ねを、一緒に解きほぐしていきましょう。

まずは話してみる ↗

 

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日本臨床心理士会「臨床心理士に出会うには」に掲載されました

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます。

このたび、一般社団法人 日本臨床心理士会が運営する相談機関検索サイト「臨床心理士に出会うには」に「甘雨|こころとからだのカウンセリング」を掲載していただきました。

 


「臨床心理士に出会うには」とは

日本臨床心理士会が運営する、全国の臨床心理士・カウンセリング機関を検索できる公式ディレクトリです。資格を持つ専門家の機関のみが掲載されているため、「信頼できるカウンセラーを探したい」という方にとって、安心して使いやすい検索サービスです。

 


甘雨(かんう)の掲載情報

▶ 掲載ページはこちら https://www.jsccp.jp/near/detail/1158/

 


こんな方にご相談いただいています

  • なんとなく生きづらい、でも何が問題かわからない
  • 仕事はできているのに、どこかしんどい
  • 過去のできごとが、今の自分に影響しているような気がする
  • 管理職・経営者として、誰にも話せない悩みがある
  • 薬ではなく、心理的なアプローチで自分を理解したい

甘雨のカウンセリングの特徴

甘雨では、Somatic Experiencing(ソマティック・エクスペリエンシング) というトラウマ療法をベースにしたカウンセリングを提供しています。

Somatic Experiencingは、「話す」だけでなく、身体の感覚にも丁寧に目を向けながら、神経系を少しずつ整えていくアプローチです。長年のしんどさや、言葉にしにくい感覚を抱えてきた方に特に適した手法です。

担当カウンセラーは公認心理師・臨床心理士のダブルライセンスを持ち、トラウマケア・職場のメンタルヘルス・家族関係など幅広い領域に対応しています。

 


はじめての方へ

カウンセリングを受けるかどうか迷っている段階でも、まずはお問い合わせください。どんな悩みでも、「これくらいで相談していいのかな」と遠慮せずにご相談くださいね。

ご連絡をお待ちしています。

 

甘雨|こころとからだのカウンセリング

 https://attachment-treatment.jimdofree.com/