はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

マインドフルネスな時間を持つこと

 今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

 お正月をいかがお過ごしでしょうか。お仕事や学校から離れて、のんびりと過ごせている方も多いことと思います。

 そんな時こそ試してもらいたいのがマインドフルネスです。セルフコンパッションでもマインドフルネスはとても重視されています。自分の痛みや苦しみに気づいて寄り添い、それらを和らげるアクションを起こしていくためには、まず自分が何を感じているのか気づくことが大事です。

 でも、私たちは意外と自分の痛みや苦しみをジャッジすることなくありのまま感じ、気づくことができていません。

 例えば、自分よりもっと大変な人がいるから、とか、自分は努力が足りないから、と疲れているのに休息を取らなかったり、いつもの頭痛だから、と気にも留めなかったりすることはありませんか?

 自分の感覚を感じる時に、これは感じてもいいとか、これは感じても意味がないとか、そういうジャッジを無意識にしてしまっていることは結構多いのですが、自分にとってはそれが当たり前になってしまっているので、自分がジャッジしていることに気づくのは難しいことがあります。

 そういう状態を変えていくのに、マインドフルネスはとても役立ちます。10~30秒の短時間でいいので、おひさまのじんわりとしたあたたかさを手のひらで感じてみたり、じっと耳を澄ませてどんな音が耳に入ってくるのか聞き入ってみたり、息を吸ったり吐いたりするときに胸やお腹が膨らんだり収縮したりするのをじっと感じてみたり、自分の五感のどれかに意識を向けて、ただ感じてみます。

 このブログを読み終わったら、試しに10秒、五感のどれかに意識をむけ続けてみてくださいね。

 

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SE (Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法)とセルフコンパッションをベースに、トラウマを癒し、自分自身や他人と心地よい関係を築いていくセッションを提供しています。
対面(新宿、阿佐ヶ谷)、オンラインどちらもご利用いただけます。

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感情に名前をつける

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セッションを受けに来てくださる方は、思考することで物事を解決することが得意な方が多いです。思考することで物事を解決していくのは大事なことなので、それはそれで大切にしていきたいところです。ただ、常に結論が出ないことをぐるぐる考え続けて疲れてしまう時には、試してほしいことがあります。

それは、感情に名前をつけるということです。

例えば、仕事でうまく行かなかった出来事を思い出して、それをどうすればいいかぐるぐると思考しているときに、少しだけ立ち止まって、「今、私の中にどんな感情があるのかな?」と目を向けてみてほしいんです。

大きな怒り?小さな怒り?不安?恐れ?喜び?

感情は一つではないかもしれません。いくつかの感情が混在していても全く問題はありません。

怒りがあるとしたら、自分が大事にしている思いや領域を侵害されたという思いがその裏側にあるかもしれません。

不安があるとしたら、将来起こるかもしれないなんらかの不都合から自分を守りたいという思いがその裏側にあるかもしれません。

恐れがあるとしたら、何かから自分を守りたいという思いがその裏側にあるかもしれません。

こんなふうに、出来事に対して自分が感じている感情に気づくと、感情の裏側にある自分の思いに気づきやすくなります。これらに丁寧に気づいて、寄り添って、現実に可能な範囲でその思いを尊重するアクションを起こしていくと、ぐるぐる思考のパターンが少しずつ変わっていきます。

自分の感情って、わかっているつもりでも、一つ一つ名前をつけようとすると案外難しかったりするものです。余裕のある時に、少しだけ試してみるのはいかがでしょうか。

 

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多面的な自己(いろいろな感情の自分)

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セルフコンパッション講座の中で「多面的な自己のワーク」というものがあります。いくつかの感情のバージョンの自分をゆっくりと観察するワークで、私は個人的にこのワークが好きです。

感情って日々自然に出てくるものなので、当たり前すぎて深く向き合う対象ではなくなっていることが多いと思うのですが、このワークで感情と向き合って行くと、押し込めていた感情の存在に気づいたり、不快で厄介な感情が敵ではなくて実は自分を守ってくれていたとに気づいたり、さまざまな気づきが出てきます。

自分の中の感情のパーツを、どれひとつ取り残すことなく、やさしくつながっていく。

この取り組みをしていくと、自分の中にある深い痛みや悲しみと向き合い、癒すことができるようになっていきます。気づいたものは癒せるけれど、気づかないものは癒せないんですよね。

自分の中の痛みや苦しみに気づいて、寄り添い、それをどうやったら癒せるのかを考えて行動していくセルフコンパッションの大事な取り組みです。

 

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セルフコンパッションについて学ぶ時間をもつということ

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日々忙しいと、自分と向き合う時間を持つのって難しいですよね。
自分と向き合っているつもりでも、ただ無意識に脳内反省会をして自分へのダメだしタイムになってしまっている方もいるかもしれません。

そんな方にオススメなのが、セルフコンパッション講座です。

1~2週間に1度、オンライン(ZOOM)でセルフコンパッションについて学び、実践していく講座です。「コンパッション」ってどんなことなのか、真の意味で自分にも他人にもやさしくするってどういうことなのか、ご自身のペースで学んでいただけます。

ジムやサウナで身体を整えるように、セルフコンパッション講座でココロを整える時間を持ってみませんか?

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コンパッションをはぐくむってどんなこと?

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今日はコンパッションをはぐくむということについて書きます。コンパッションをはぐくむ・・・と言われても具体的にどういうことなのか、ピンと来ませんよね。

CMT(コンパッション・マインド・トレーニング)では、コンパッションをはぐくむというのはコンパッションバージョンの自分を育てていくことだと考えられています。

日常生活の中で、私たちにはいろいろなバージョンの自分がいますよね。
例えば、前向きな自分、怒りんぼの自分、さびしがりやの自分、自分に厳しくダメ出しをする自分・・・などなど。

コンパッションをはぐくむというのは、このいろいろなバージョンの自分の中に、「コンパッションバージョンの自分」を新しく作っていくということです。

この「コンパッションバージョンの自分」はどんな自分かというと、他のバージョンの自分の痛みや苦しみを理解して、それをやわらげようとしたり、他のバージョンの自分の前向きな部分を理解して、それを応援しようとしてくれる自分です。

他のバージョンの自分の中には、好ましい自分(いい感じの自分)もいると思いますし、なくしたい・追い出したい自分(嫌な自分)もいると思います。コンパッションバージョンの自分は、嫌な自分をのけものにしたり、追い出したりしようとはせず、嫌な自分のことも理解して、助け合って適応的に働けるように手助けする役割を果たしてくれます。嫌な自分にも、存在して働いている理由があることをやさしく理解して、手助けしてくれます。

コンパッションバージョンの自分がはぐくまれると、感情にのみ込まれてしまったり、自分を責めて落ち込むことがへります。嫌な自分がへっていきます。

ぜひ、コンパッションバージョンの自分をはぐくんでいってくださいね。

 

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やさしくすることは我慢することではない

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先日、企業研修でセルフ・コンパッションの話をさせてもらいました。コンパッションという言葉をはじめて聞く、という受講者さんがほとんどの環境でどこまでお伝えできるのか不安でしたが、予想以上に深くご理解いただくことができました。

受講後のご感想をお聞きすると、

・やさしくすることは我慢することだと思っていた
・自分に対してやさしさを向けるなんて考えたこともなかったので驚いた
・子育てする上でもすごく使える知識

というご意見が多くて、このタイミングでお話しすることができて本当に良かったと思っています。

そうなんです。
やさしくすることには3つの方向性があるんです。
1. 自分から他者に向けるやさしさ
2. 他者から自分に向けられるやさしさ
3. 自分から自分に向けるやさしさ

この3つの方向性はどれも大事です。

やさしくすることは我慢することだと思っている場合は、「自分から他者に向けるやさしさ」に意識が向いていて、他者の意向をくみとって優先することがやさしさだとおもっているかもしれません。
これだと、やさしくすればするほど我慢しなきゃいけなくなってしんどいですよね。

やさしくすることは、自分が一方的に我慢し続けることではありません。

他者にやさしくするということは、「相手の痛みや苦しみに気づいて、それを軽くしようと考えて行動すること」だとコンパッション・マインド・トレーニングでは定義します。これは自分が一方的に我慢することとは違いますよね。

やさしくする、という言葉は何気なく使いがちですが、具体的にどうすることなのかという点について深く考えたり、学ぶ機会は意外とないと思います。

セルフ・コンパッション、ぜひ多くの方に理解して頂きたい概念です。

 

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自分は嫌われると思っていると・・・

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毒親育ちあるあるだったりするのですが、常に親から批判されて育つと、「他人は自分の悪いところに気づいている」、「他人は自分を悪く評価する」という信念を抱えてしまうことがあります。

こういった信念があると、接する相手に対して「この人の目には自分のだめなところ、至らないところが見えているんだろうな、自分に対して怒っているんだろうな」と無意識に思ってしまいます。

すると、何が起こるかというと・・・だんだん相手も本当に自分に対して否定的な感情を持つようになってしまいます。

現実で起こりがちな事例に例えるとこのような感じです。
彼女がつきあっている彼が怒っているんじゃないかと不安になり、彼に「ねえ、怒ってる?」と聞きます。
すると彼は「怒っていないよ」と答えます(この時点で彼は怒っていない。なぜ彼女がそんなことを聞いてくるのかわかりません。)。
でも彼女は納得しません。さらに「ねえ、本当のこと言ってよ。怒ってるんでしょ?」と彼にたたみかけます。
すると、彼はだんだんイライラしてきて、最後は本当に怒ってしまう。

相手は怒っているんじゃないか、自分に対して悪い感情を持っているんじゃないかと思って接していると、本当に相手にそう思わせてしまうということが起こります。

セルフコンパッションの実践では、こういった自分を苦しめる結果につながってしまう思いや信念を批判してなくそうとするのではなく、理解してゆるめていきます。

セルフコンパッションの理解と実践は自分をやさしくゆるめて、楽にしていきます。

 

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