はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

やさしくすることは我慢することではない

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

先日、企業研修でセルフ・コンパッションの話をさせてもらいました。コンパッションという言葉をはじめて聞く、という受講者さんがほとんどの環境でどこまでお伝えできるのか不安でしたが、予想以上に深くご理解いただくことができました。

受講後のご感想をお聞きすると、

・やさしくすることは我慢することだと思っていた
・自分に対してやさしさを向けるなんて考えたこともなかったので驚いた
・子育てする上でもすごく使える知識

というご意見が多くて、このタイミングでお話しすることができて本当に良かったと思っています。

そうなんです。
やさしくすることには3つの方向性があるんです。
1. 自分から他者に向けるやさしさ
2. 他者から自分に向けられるやさしさ
3. 自分から自分に向けるやさしさ

この3つの方向性はどれも大事です。

やさしくすることは我慢することだと思っている場合は、「自分から他者に向けるやさしさ」に意識が向いていて、他者の意向をくみとって優先することがやさしさだとおもっているかもしれません。
これだと、やさしくすればするほど我慢しなきゃいけなくなってしんどいですよね。

やさしくすることは、自分が一方的に我慢し続けることではありません。

他者にやさしくするということは、「相手の痛みや苦しみに気づいて、それを軽くしようと考えて行動すること」だとコンパッション・マインド・トレーニングでは定義します。これは自分が一方的に我慢することとは違いますよね。

やさしくする、という言葉は何気なく使いがちですが、具体的にどうすることなのかという点について深く考えたり、学ぶ機会は意外とないと思います。

セルフ・コンパッション、ぜひ多くの方に理解して頂きたい概念です。

 

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