はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

自分を満たすこと

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

子犬を新しく飼い始めた家族に密着するテレビ番組を見て、"欲求を満たすこと"の大切さを感じました。
犬を飼ったことのない家族が子犬を迎えることになり、
子ども達は大喜び。
ところが、数日後に変化があらわれます。
子犬を抱っこするお母さんをみて、
子どもがお母さんに抱っこをせがむようになったのです。
さらに、兄弟がお母さんと一緒にいるだけでもヤキモチを焼くようになり・・。
最後には、幼稚園への登園拒否にまで発展してしまいました。

そんな女の子を見て、お母さんはどんな行動をとったと思いますか?

叱る、なだめる、説得する・・?

ではなく、やさしく、幼稚園をおやすみすることを許したんです。
さらに、パフェを食べたい、
と言い出した女の子の希望を叶えて、
一緒にパフェを食べに行き、
女の子がお母さんを独占できるように寄り添ったんです。

そして、女の子とゆっくり話しました。
子犬にヤキモチを焼いちゃったんだね、と。

すると、女の子に変化が!
再び子犬をかわいがるようになり、
さらには嫌がっていた
子犬のフンの始末まで自主的にこなしました。

厳しい親御さんに育てられた方には、
そんな対応をしてくれる親がいるなんて
信じられないかもしれません(笑)

まず素晴らしいのが、
子どもの「心のコップ」を満たす対応。
お母さんの愛情が
子犬に独占されてしまうんじゃないかという
女の子の不安、さびしさ、怒り、に気づいて、
お母さんの愛情をいっぱい感じられるようにしてあげたこと。

そして、女の子が自分では整理できていない
心のモヤモヤを、
ゆっくりと話しながら、
ヤキモチを焼いちゃったんだね、
とモヤモヤとした感情に
"感情の名前"をつけるのを手伝ったこと。

女の子の心のコップは、
子どもだからまだ小さくて、ヒビも入りやすい。

それを「なぜ小さいんだ!
なぜそんなに弱くて割れやすいんだ!」
と責めるのではなく、
もう一度コップを満たせるように
寄り添う。

こういう体験を繰り返して、
心のコップは少しずつ大きくなり、
強度を増していくんですよね。

大人の私たちは、
自分で自分のコップを満たして、
コップを少しずつ強く大きなものに
していくことができます。

それにはまず、
自分のコップを満たすこと。

やっぱり、セルフコンパッションなんですよね。

 

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