はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

見捨てられ不安と親密性回避

 今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

 今日は、私が提供している心理カウンセリングの大きなテーマ「愛着」について書いてみます。
 他人との絆の結び方の土台を愛着といいます。
 愛着の形成が不全である場合、大きくこの2つの生きづらさを感じます。

  • 見捨てられ不安
  • 親密性回避 ( 親密性への恐怖 )

 愛着理論を提唱したジョン・ボウルビイは、赤ちゃんは養育者との関係を通じて、「他者は自分を受け入れてくれるのか、自分の呼びかけに応答してくれるのか」 というような他者に対する信念や期待を形成していくと言っています。また、こういった信念や期待をベースにして、「自分は他者に注意を払ってもらえるだけの価値がある存在なのか、愛されるに値する存在であるのか」という自分自身に対する信念や期待も形成していくとも言っています。

 他者に対する信念や期待は、その人の他者観を形づくります。
他者は自分を受け入れてくれる、自分の呼びかけに応答してくれる、という信念や期待が形成されないと、「親密性回避(親密性への恐怖)」につながります。

 親密性回避の傾向が高いと、心を開くのがこわい、心を開かれるのがこわいので、深いつながりや愛を無意識に避ける傾向があります。みんなと一緒に落ち着くことよりも一人を好みます。本人の心の奥底では人とつながりたいという気持ちがあるのですが、それを他人に知られることをおそれます。だから、周りから見ると一人でいるのが平気なように見えます。心の中の思いや葛藤を知られることを回避する傾向があります。

 回避の傾向性の高さによって、無意識で回避してしまっている場合と、意識して回避している場合があります。

 自分自身に対する信念や期待は、その人の自己観を形づくります。自分は他者に注意を払ってもらえるだけの価値がある存在なのだ、愛されるに値する存在なのだ、という信念や期待が形成されないと「見捨てられ不安」につながります。

 見捨てられ不安の傾向が高いと、友達や恋人が去ってしまうことをおそれる傾向があります。自分には価値がないと思っているので、常に他人のために動いて役割や価値を生まないと友達や恋人が去ってしまうと心の奥底で思っています。去られるのがこわいので、友達や恋人の動向を確認しないと落ち着かなかったりします。相手が恋人だと束縛しがちです。

 この親密性回避と見捨てられ不安の傾向は、大人になってからガラリと変えるのは難しいとも言われています。でも、がっかりしないでください。大事なのは親密性回避と見捨てられ不安の傾向を持っていたとしても、それに振り回されない自分になることなんです。

 親密性回避と見捨てられ不安の傾向を持っていたとしても、それに振り回されなければ問題は起きないんです。

 親密性回避と見捨てられ不安の傾向に振り回されない自分になっていくためには、セルフコンパッションの学びやsomatic experiencingで身体面を整えることがとても役に立ちます。気になっている方は、どうぞ試してみてくださいね。

 

★ 見捨てられ不安や親密性回避に関連する記事はコチラからどうぞ

happy-from-ashiya.hatenablog.com

happy-from-ashiya.hatenablog.com

 

 ★ オンラインと対面(東京)で心理カウンセリングを提供しています★

SE (Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法)という手法をベースに、『セルフコンパッションを高めて自己肯定感や幸福度を高めるセッション』を提供しています。
対面(新宿、高円寺、指扇(埼玉))、オンラインどちらもご利用いただけます。

attachment-treatment.jimdofree.com