ブログの趣旨と全然違いますが、2019年1月にした腰椎椎間板ヘルニアの手術の記録です。
同じような経験をしている方の参考になるように記録を残します。
2017年秋
慢性の腰痛にプラスして左足の外側全体が痛むようになり、整形外科を受診。
MRIの結果、診断は坐骨神経痛。坐骨神経痛の原因は腰椎のヘルニアだけど、ヘルニアはそれほど大きくないので手術は不要との診断。
その後1カ月ほどリハビリに毎日通い、痛みが良くなったため、通院終了。
2018年10月
重いカバンを持っての移動が何日か重なり、再び腰痛。その後は荷物を軽くしたり、ヒールを履かないようにして痛みの緩和を図るも、一進一退の日々。
2018年11月
寒くなるにつれ、また左足の外側、左足の甲が鈍く痛むように。坐骨神経痛であることはすぐにわかったので、スカートではなくパンツを履くようにしたり、毎晩湯船に浸かって身体をあたためたりしたが、痛みは少しずつ悪化。
2018年12月
左足の坐骨神経痛がさらに悪化。椅子から立ち上がって数歩歩くと左足に強い痛みが走るようになり、30秒ほど静止して痛みをやり過ごす日々。
2019年1月1日
飲み物をのどに詰まらせ、強く咳き込んだ後に腰に激痛が。その場で床に倒れこむような痛み。しばらく休めば良くなるだろう、とそのまま横になる。
2019年1月2,3日
痛みがひかないため、市販の鎮痛剤( イブ )を服用。飲むと2時間ほど痛みが若干和らぐような気がしたため、2時間おきにイブを飲むという暴挙にでる。
痛みが激しく、ベッドを叩く振動やうめき声をだす身体の振動でさえも痛いため、タオルを噛んだり握りこぶしを強く握って痛みに耐える。
3日の夜はジャーキング( 眠ると落下感を感じてビクッとして起きてしまう現象 )のために一睡も出来ず。
2019年1月4日(金)
痛みで動けず、会社を欠勤。昨晩一睡もできなかったため、朝に少しだけまどろむ。
この時は寝ていれば良くなるだろう、とまだ思っていた。
夜は痛みが特にひどく、ジャーキング( 眠ると落下感を感じてビクッとして起きてしまう現象 )のために一睡も出来ず。
2019年1月7日(月)
激痛が続くのでさすがにマズイと思い、整形外科へ。2017年秋に通院した病院は痛みを訴えると怒るお医者さまだったので、別の整形外科へ。
整形外科では、2017年秋にMRIを撮影してヘルニアの診断を受けたこと、ヘルニアは小さいので手術の必要はないと言われたことを説明。今思えばこれは失敗で、このタイミングで再度MRIでヘルニアの状態を確かめてもらうべきだった。
診察時は、痛みでレントゲンを撮るのも困難な状況。お医者さまのすすめで硬膜外ブロック注射を2本打ってもらう。激痛が少しでも良くなるならば、とブロック注射の痛みは苦にならなかった。( 注射を打っている最中にお医者さまが何度も「大丈夫?」と聞いてきたので、多分痛い注射なのだと思う。 )
ブロック注射後30分ほど病院で安静にしていたところ、再び激痛。病院で動けなくなる。その場で強めの鎮痛剤( トラムセット )を飲ませてもらうと、30分ほどで動けるようになったため、帰宅。
帰宅時はすっかり痛みがなくなっていて、幸せを感じた。
病院でロキソプロフェン、レバミピド、エペリゾン、トラムセット等を処方してもらったため、服用を開始。
痛みが引いて夜眠れるはずが、ジャーキング( 眠ると落下感を感じてビクッとして起きてしまう現象 )のために一睡も出来ず。
2019年1月8日(火)
痛みが我慢できるレベルになったため、出社。しかし、ここまで3晩連続で一睡もしておらず、ハイな状態。
痛みがなくならなかったら再度通院するようにお医者さまから言われていたため、終業後に再度整形外科へ。痛みが強いため、トラムセットを3時間毎に飲んでいることを伝えたところ、1日8錠までなら飲んでも良いとのこと。トラムセットを追加で処方していただく。
お医者さまからMRIの撮影を提案されたことから、MRIセンターに予約を入れ、帰宅。(通院していた整形外科にはMRIがなかったため、MRIセンターを紹介していただいた。)
2019年1月9日(水)
再度激痛。出社できず。
2019年1月10日(木)
激痛。動けず。整形外科の休診日でお医者さまに相談することもできず。
会社の上司に休暇願の電話をした際に「あまりにも痛く、だんだん歩行も困難になってきたので救急車を呼ぼうか迷っている。」と相談を持ち掛けたところ、「そんなことよりいつまで休むのかはっきりしてよ。部長に報告しなきゃならないから。」と言われ、あぜん。会社の上司に業務外のことを言った私が悪いのだろうが、それにしても最悪の対応に唖然。
友人のすすめで救急相談センター
( http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/soudan-center.htm #7119 )に電話し、救急車を利用すべきかどうか相談。
緊急ではないなら、民間の救急車を利用するよう言われる。ただし、その場合は搬送先の病院を自分であらかじめ決めておく必要があるため、まず受け入れてくれる病院を探すよう言われる。何軒かの病院に電話するも、整形のお医者さまがいなかったり、そもそも公的な救急車しか受け入れないシステムになっていたりして、病院がみつからず、断念。
2019年1月11日(金)
朝一番でMRIセンターに行き、MRI撮影。その場でCD -ROMを受け取り、整形外科へ。
ヘルニアの状態がかなり悪く、はみ出した椎間板が靭帯を突き破って神経を圧迫しているので手術する方がいい、と言われる。すぐに紹介状を書いてもらい、それを持って脊椎専門の外科へ。(病院によっては「1週間くらい様子をみようか」と様子をみたり、手術の順番待ちで1ヶ月ほど待たなければならなかったりするそうで、そういうことがないように、と脊椎専門の病院を紹介してくださった。)
脊椎専門の病院で即日入院を勧められる。帰宅して入院道具をそろえられる状態ではなかったため、そのまま入院。手術日は1月15日に決定。
手術は内視鏡手術であること、脱出してしまっているヘルニアを除去する手術となることの説明を受ける。
差額ベット代2万円の病室しか空きがなかったため、泣く泣く2万円の個室に入院。
2019年1月12日(土)
手術前の各種検査。血液検査や、心電図や、肺活量など。詳細なMRI撮影、CT撮影も実施。
手術内容やリスクの説明を受ける。
全身麻酔になること( あおむけの状態で麻酔を吸入し、意識がなくなったら看護師さんが身体をひっくり返してうつ伏せの状態で手術を受けること。その際はパンツ一丁の状態!)、内視鏡手術なので比較的すぐに退院できることなどの説明を受ける。
パンツ一丁でみんなにひっくり返されるのは恥ずかしい、と言うと、「私たちはいつもやっていることなので気にしないでください」と看護師さんに笑われた。
午後、友人が入院に必要なものを持って来てくれて一安心。
痛み止め(トラムセット)の飲み方を、"3時間おきに1錠"から、"朝昼晩と寝る前に2錠"に変更。痛みは若干やわらいだが、それでも夜は痛みで眠れず。
2019年1月13日(日)14日(祝)
引き続き痛みとの闘い。お見舞いに来てくれた友人との会話で気を紛らわす。
夜間の痛みが強いため、ついに痛み止めの座薬を看護師さんにいれてもらう。つらかった(笑)。
2019年1月15日(火)
9:30から手術。
朝は絶食。手術着に着替え、血栓防止のための着圧ソックスを看護師さんに履かせてもらう。
手術室ではまず仰向けに横になる。心電図を図るような器具を身体の数か所にとりつけられ、麻酔の吸入がはじまると数秒で意識がなくなる。
手術後、看護師さんに名前を言われて目覚める。目をあけた瞬間に猛烈な寒さを感じ、歯がガタガタと音を立てる(麻酔反射)。看護師さんがすぐに電気毛布の温度をあげてくれたのを感じたところで再び眠る。
再び、看護師さんに呼ばれて目覚める。仰向けで寝ていて、傷からの出血を排出するためのチューブと小水を排出するためのチューブにつながった状態。看護師さんから「体勢を変えたい時は看護師さんに頼むように」と言われる。
薬が効いていて痛みは感じないが、仰向けのまま動けなかった。
手術中の挿管の名残りか、喉が痛く、口中が異様にカラカラだった。
看護師さんがスマホを枕元に持って来てくれたため、メールをチェックすると会社の上司から「今後の予定を連絡するように」とのメールが。迷惑をかけているのは本当に申し訳ないが、手術後一発目のメールがこの内容だと正直うんざり。
だるくてそれ以上スマホをチェックする気にならず。
2019年1月16日(水)
術後1日目。だるくて何もする気にならず。
看護師さんの介助でベッドの上で起き上がり、食事を再開。
1日1リットルを目標に水を飲むように看護師さんから言われる。起き上がれない状態なので横になったまま蓋つきのマグカップからストローで水を飲むのがなかなか難しい。
術後の状態を確認するためにCTを撮影。
2019年1月17日(木)
術後2日目。小水を排出するためのチューブを抜く。今日から自力でトイレ再開。
腰の傷口からのチューブはまだ入っていたので、起きる時と動く時は看護師さんに介助してもらう。
お見舞いに来てくれた友達と話して手術が終わったことを実感。
2019年1月18日(金)
術後3日目。リハビリ開始。
1月21日(月)に退院することを決定。それから2~3週間の自宅療養が望ましいとのこと。退院翌日から出社できるのかと思っていたので、がっかりするような安心するような。
→ 別記事でも書いてますが、自宅療養は3週間ゆっくりと休むことをおすすめします。
2019年1月19日(土)
術後4日目。1日1日回復していくのを実感。
2019年1月21日(月)
退院。
退院後の自宅療養の経過の記事はこちらです。
happy-from-ashiya.hatenablog.com
SE (Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法)という手法をベースに、『セルフコンパッションを高めて自己肯定感や幸福度を高めるセッション』を提供しています。
対面(新宿、高円寺、指扇(埼玉))、オンラインどちらもご利用いただけます。