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不安になりやすいニュースが多い今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
セルフコンパッション講座を受講してくださっている受講生様から、自分の気持ちへの寄り添い方についてご質問をいただきました。
この受講生様は、これまでの学びを活かして「不安でもいいよ。迷ってもいいよ。今までの経験があるから迷うし、変化を感じているから不安になるし、だからいいんだよ。」とご自分に言っておられたとのことでした。
「自分の中の苦悩(とのその原因)に気づいて細やかに心を寄せること、それを軽くしたい、防ぎたいと強く願って行動に移すこと」というセルフコンパッションの実践をまさにしておられたわけです。
そこで、受講生様にはさらに一歩進めて「自分の中の苦悩とその原因に心を寄せること」をじっくりやってみることに挑戦していただきました。
じっくりやる、というのは、自分の中の苦悩の声をじっくり聞きつづけるということです。説得しようとか落ち着かせようとせず、苦悩の声をただただ聞いていくことです。
この受講生さんの場合は、不安や寂しさの声を聞いていく形になりました。
不安は、将来に備えるため・自分の安心や安全をまもるという役割を果たしてくれる大事な感情です。
寂しさは、大事なつながりを守って、これまた自分の安心や安全をまもるという役割を果たしてくれる大事な感情です。
不安や寂しさが出てくるときには、「一体何に不安を感じているのか」や「何に寂しさを感じているのか」、不安や寂しさの声をじっくりと聞いていくことが大切です。
このステップを飛ばして、不安や寂しさに「大丈夫だよ。」と言い聞かせても、不安や寂しさは自分が伝えたいことを伝えられるまで落ち着いてくれません。
不安は何に備えたいのか、寂しさはどんなつながりを守りたいのか、じっくりと話を聞いて、その言い分はもっともだ、と理解して、不安や寂しさをやわらげるには何ができるのかを考えて行動すると、不安や寂しさは落ち着いていきます。
受講生様は、ご自身の不安や寂しさの声をとても上手に聞いてくださり、不安や寂しさは自分を助けてくれる大事な仲間だから、みんなで一緒にやっていこう、というとても大事なことにご自身で気づいてくださいました。素晴らしい受講生様です。
セルフコンパッションの実践はこんなふうに進めていきます。
ご興味のある方は、ぜひ受講してくださいね。
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SE (Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法)という手法をベースに、『セルフコンパッションを高めて自己肯定感や幸福度を高めるセッション』を提供しています。
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