今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊
前回の更新からまたずいぶん時間が空いてしまいました。ちょっと反省してますw
最近、「自己批判」について学ばせてもらう機会がありました。
自己批判は、自分のだめなところとか間違ったところを自分でダメ出ししたり、くよくよ考え続けたりすることを言います。日本と台湾の人々は他の国々と比べて自己批判の傾向が強いという研究結果があるそうですが、あなたはどうですか?
自己批判にどんなメリットがあるかというと、「自己修正」ができるということです。健全な自己批判は、自分の成長につながるということですね。
メリットがある一方でデメリットもあります。強すぎる自己批判によって自分を恥じたり、自分はダメで無力な存在だと感じるようになってしまうと、なんといってもやっぱりつらいです。この状態はメンタル不全の原因にもなると言われています。
自己批判が高じて自分を罰したり自分を破壊するようになってしまうと、さらにつらいことになります。
「自己修正」して幸せに生きるという目的のために「自己批判」して「自分を罰する」という手段をとったはずなのに、いつのまにか「自己批判」が目的になってしまうと出口のない苦しい毎日になってしまいます。
では、なぜ、「自己批判」という手段が目的になってしまう人がいるのでしょうか。
これは、ひとつの考え方ですが、
「人は 、 自分が他者に扱われたように 、 自分を扱う 。」
ことが考えられます。
「自己批判」の反対の概念に「自己安心」というものがあります。
「自己安心」は、こんなことです。
・自分のいいところを思い出すこと
・だめなところがあったとしても自分は人から受け入れられる人間だと思うこと
・自分にやさしくして自分自身の味方になること
・がんばれるように自分をはげますこと
私たちは、他者とのかかわりの中で、失敗してもなだめてもらったり、安心させてもらうことを経験することを通じて、なだめたり安心する力を自分の内側に取り込んではぐくみます。「人は 、 自分が他者に扱われたように 、 自分を扱う 。」わけです。他者とのかかわりを通じて「自己安心」をはぐくむんですね。
「自己安心」をはぐくみそこねたかも、と思う方は、意識的に自分をなだめたり安心させるように自分とかかわることを意識してみると、「自己批判」に苦しむことが少しずつ減っていくかもしれません。
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