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いわゆる”毒親”育ちだと、「無条件の愛情」「無条件に受け入れられる感覚」
が育っていないことが多いです。
親が喜ぶようにふるまわないと親の機嫌が悪かった、
自分の意見を言ったり感情を表すと怒られたり嫌な顔をされた、
親の機嫌がコロコロ変わって予測できなかった、
話しかけたりそばにいくと嫌な顔をされることがあった・・・。
こんな経験が度重なると、子供は
「親に合わせて自分を抑える」
「自分の感情よりも親の感情を優先する」
ようになっていきます。
いい子であろうが、嫌なやつであろうが、そんなことは関係なく、
自分は受け入れられる存在なんだ、
ということを実感できてきていないんです。
「ちゃんとしていないと」、「役に立つ存在じゃないと」と
いつもどこかで緊張しているのですが、
それが当たり前になってしまっているので、
緊張していることが普通になってしまってます。
こんなふうに、
「ちゃんとしていないと」、「役に立つ存在じゃないと」、といつも緊張していると、
「ちゃんとしていない存在」や「役に立つ存在」じゃないのに楽しそうにしている人を見ると怒りがわきやすくなります。
私はこんなに我慢しているのに、なぜあの人は気ままに行動しているの?と。
すると、周囲からは「イライラしやすい人」と距離を置かれてしまう・・・。
それを感じて余計にイライラしてしまう・・・。
と、悪循環に陥ってしまうことがよくあります。
または、こんな循環にも陥りがちです。
「ちゃんとしていないと」、「役に立つ存在じゃないと」といつも緊張しているので、
自分の意見や感情を表すことを抑えてしまう。(そうしないと親に受け入れてもらえなかったのだから、それ以外のやり方がわからないわけです。)
でも、周りから見ると、「なかなか心を開いてくれない。」と、
少し近寄りがたく見えてしまったり、
「あの人は自分の意見を言わないから。」と、
メンバーとして尊重してもらえなかったり・・・。
するとだんだん、怒りがわいてきます。
「私はこんなに我慢しているのに、なんで尊重してくれないの?わかってくれないの?」と。
そして、周囲と距離を置いてしまったり、急に怒ってびっくりされてしまったり・・・。これまた悪循環です。
こんな悪循環から抜け出して、新しいやり方を学ぶために、
「無条件の愛情」「無条件に受け入れられる感覚」を少しずつ感じていきましょうね。
欠点があっても、失敗しても、ちゃんとしていなくても、いいんです。
みんな、一人一人、存在している意味がちゃんとあるんです。
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