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子どもの頃に(特に)親との関係の中で安心感を感じることができないと、「世界は敵だ。備えていなければ。」という無意識の前提ができてしまいがちです。
赤ちゃんが泣いた時に、親は赤ちゃんの不快な感じを受け止めて、「ああ、おむつが濡れたんだね」「お腹がすいたんだね」というように赤ちゃんの不快を取り除きます。ところが、赤ちゃんの不快な感じを受け止めるのが苦手な親だと、「ああ、また泣いて」「うるさいうるさい」となってしまう。これは赤ちゃんの不快な感じを受け止める容量が小さいとそうなってしまいます。
赤ちゃんは、不快な感じを感じた時に親がそれを受け止めてくれて、「ああ、おむつが濡れたから気持ち悪いんだね」「お腹が空いてしまったから泣いているんだね」と対応してくれると、「必要な時には必要な助けを得られるんだ」という体験を重ねていくことができます。これが、まわりへの信頼感だったり、自己肯定感や自己効力感に繋がっていきます。
これが、受け止めることが苦手な親だと、「必要な時には必要な助けを得られるんだ」という感覚をはぐくむのが難しくなります。そうすると周囲への信頼感が薄いので、常に備えを固めるような心身の体制が出来上がってしまいます。
何事も悪く解釈しがちになりがちです。(これは、誰も自分のことを守ってくれないから自分で自分のことを守らなければ、という心の働きによるものなので、決して根性が悪いとか性格が悪い、ということではないです。)
自分の中にある無意識の前提は、日常生活のちょっとした反応に影響します。
これらが、「生きやすさ」「生きづらさ」につながります。
「世界は敵じゃない」
「世界は味方じゃないかもしれないけど、敵でもないかもしれない」
「世界はいつも私を助けてくれないかもしれないけど、助けてくれることもあるかもしれない」
こんな風に、たまに立ち止まって感じてみてくださいね。
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