はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

毒親育ちと恥の感情

 今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊
 
 恥の感情について立ち止まって考えてみたことはありますか?
恥の感情は不快な感情の一つとして重要なものです。
 
 恥の定義にはいろいろあります。
心理学ではこんな定義がされています。

  • 現実または想像上の他者により批判される有害な自己のこと
  • 他者に自身の感情を見せ、それに対する支えが得られなかった際に生じる感情

 恥の感覚は2〜3歳くらいから発達し始めると言われています。
(確かに、恥じらって頬をあからめる赤ちゃんはいませんよね。)

 恥にもちゃんと役割があって、
自分の行動を客観的に把握して、
自分の行動が自分の所属するコミュニティの規則に
違反していないかどうかを確認して、
自分がそのコミュニティに適応できるようにすること
がその役割だと言われています。
 社会に上手に適合して、うまいこと生きていけるように
するための機能だと言えます。

 例えば、服を着る文化のないコミュニティの中では
裸でいても恥ずかしくないのですが、
服を着る文化の中では裸でいることは
とても恥ずかしく感じます。
服を着る文化の中では、服を着ている方が
みんなに仲間として受け入れてもらいやすい、
生きやすいわけです。

 この恥感情、とても強烈な苦痛を伴う感情です。
このため、しつけをする時に「恥」を使う親御さんも多いんです。
そして、毒親は「恥」を使ったしつけを多用していることがあります。
そのほうが子どもをコントロールしやすいので。

 子どもの失敗を笑ったり嫌悪を見せたり・・・。
親からこんな対応をたびたび受けると、
子どもは自分自身が醜いもの、恥ずべきものだと
思うようになっていきます。

 この感覚がしみついてしまうと、
「消えてしまいたい」
「死んでしまいたい」
と思いやすくなると言われています。
   

 もし、心当たる方がいたら、これを理解してください。
親が子どもをコントロールするためにやっていたことが原因で、
あなたは恥ずかしい存在ではないと言うことを。

 あなたは恥ずべき存在なんかではないです。
毎日をけなげに生き抜いている、愛すべき存在なんです。

 毒親にいつの間にかしみつけられてしまった恥の感覚が自分だと
思わないでくださいね!

 

★オンラインと対面(東京)で心理カウンセリングを提供しています★

SE (Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法)という手法をベースに、『セルフコンパッションを高めて自己肯定感や幸福度を高めるセッション』を提供しています。
対面(新宿、高円寺、指扇(埼玉))、オンラインどちらもご利用いただけます。

attachment-treatment.jimdofree.com