はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

”不機嫌”に遭遇したら・・・

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

 

電車や、喫茶店や、職場や、家で、「不機嫌な人」に遭遇することってありますよね。

「不機嫌をあらわにしている人」や「怒ってガミガミ言っている人」を見ると、なんだか胃がキュッとするような感じがしたり、悲しい気持ちになったり・・・という人に向けて今日は書かせてもらいます。

 

自分が怒られているわけではないのに、自分が不機嫌にさせたわけではないのに、怒っている人や不機嫌の人がそばにいると必要以上に影響を受けてしまう方は、「バウンダリー」を強くする余地があるかもしれません。

 

バウンダリーは、「境界線」という意味です。お隣の家と自分の家の境界線というように物理的な境界線という意味もありますが、心理的な意味の境界線という意味もあります。あなたはあなた、私は私、というような。

 

小さい頃に親の機嫌やコンディションで自分の居心地が左右される経験をしてしまった人は、心理的な意味のバウンダリーが弱くなりがちです。
本来なら、自分がケアすべきは自分の機嫌や感情です。

でも、自分の居心地を良くするために、親の機嫌や感情のケアをする必要があると、「相手の機嫌やコンディションを察する力」「相手の機嫌やコンディションをなんとかしようとする力」が発達してしまうんですね。

これは、別の見方をすると共感する能力があるということでもあるので、長所として使っていければいいんです。

が、必要以上に共感して感情が浮き沈みして疲れてしまったり、自分の機嫌や感情のケアがお留守になって相手の機嫌や感情のケアが優先になってしまうと、「相手の機嫌や感情に振り回される」「必要がないのに罪悪感を感じる」というような弊害が目立ってしまいます。

 

心当たりがある方は、不機嫌と遭遇したら、こんなことをしてみてください。

  • 「あの人の不機嫌と私は無関係だ」と頭の中で言葉にしてみる
  • 「あの人の不機嫌を私はケアする必要はない」と頭の中で言葉にしてみる
  • イメージで、自分の周りにバリアをはる
  • その場を離れる

なーんだ、こんなこと?と思うかもしれませんが、結構効果ありますよ!