はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

悲しいから泣くのか?泣くから悲しいのか?

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

 

今日も感情について書かせてもらいます。

 

感情と身体は、関係があると思いますか?

ヒトは、悲しいと感じるから泣くのでしょうか?それとも、泣くから悲しいと感じるのでしょうか?

楽しいから笑うのでしょうか?それとも、笑うから楽しく感じるのでしょうか?

 

今のところ、確定的な結論はでていませんが、私たちが「泣くから悲しいと感じているかもしれない」と考えられるいくつかの実験結果がでています。

 

 

◇ 固い椅子に座っていると厳しい判断を、やわらかい毛布を触っているとやさしい判断をする傾向がある。

◇ 重いものを持っていると重い思考や判断をしがちな傾向がある。

◇ 温かいコーヒーのカップを持った後には寛容な態度に傾き、冷たい飲み物のカップを持ったでは冷淡な態度に傾く傾向がある。

 

私たちは、どうやら「泣くから悲しくなる」、「笑うから楽しくなる」という身体の感覚が感情に先行するメカニズムも持っているようです。ことわざの「笑う門には福きたる」は身体と感情のメカニズム的にもあてはまっているのかもしれません。

 

このメカニズムを逆手に取って、こんなことをしてみるのもいいかもしれません。

・口角をあげたり、頬の筋肉をあげて笑顔を作ってみる

・やわらかいものや心地よいものを触ってみる

・温かい飲み物を、カップの温かさを感じながら飲んでみる

・荷物を軽くしてみる

 

ただし、悲しみや怒りなどの負の感情を感じている時には、無理に笑顔は作らないでくださいね。

ちょっと元気がないなーという時に、手軽にできるものから、試してみてはどうでしょう。