今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊
友達や家族に悲しい話をする時は悲しい顔を、つらい話をする時はつらい顔をできてますか?
私たちが赤ちゃんや幼児のうちは、まだ自分が感じている感情が何なのかわかりません。一つ一つの感情に大人に寄り添ってもらうことで、悲しみ、怒り、喜びなどのさまざまな感情を区別して理解できるようになっていきます。
例えば、お友達が帰ってしまうのが嫌で泣いている時に、お父さんがこんなふうにやりとりをしてくれたとします。
「どうして泣くの?」
「○ちゃんが帰っちゃった。」
「そうなんだね。○ちゃんがいなくなってさみしいんだね。」
こんな風に接してもらうことで、この嫌な気持ちは寂しさなんだ、というように理解していくのです。
それと同時に、赤ちゃんや子どもは嫌な気持ちになった時にそこからどうやって落ち着けばいいのかもわかりません。落ち着いていく方法は、神経系のレベルでも、認知のレベルでも大人に寄り添ってもらい、安心させてもらって身につけていきます。
この、寄り添ってもらう経験や安心させてもらう経験が少ないと、大人になってもわきあがる嫌な気持ちがなんなのかわからなかったり(嫌な感覚自体に気づかなくなっていることもあります。)、不快な状態からなかなかもとに戻れなかったりします。
本来、嫌な感覚というのは、危険や不都合を避けるためにある大切なものなのですが、感じてもどうしようもない経験を繰り返すと、感じても仕方ない、と嫌な感覚に鈍感になって行くわけです。
そんな方は、とても嫌な感情が伴う話をすごい笑顔で話したり、無表情で話したりする傾向があります。
自分が感情を伴う話をしている時にどんな表情をしているのか、チェックしてみてくださいね。