はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

支配というつながり方しかできない人もいる

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人との関係の結び方やつながり方って得意な型を誰もが持っています。例えば、広く浅くだったり深く狭くだったり。

人との関係の結び方は愛着の型とも呼ばれていて、その人の人間関係の土台と言われています。

 

中には人間関係の結び方やつながり方の型が『支配』になっちゃってる人もいます。こういう人は、『支配する』以外の方法で他人との関係を維持していく方法がわからないんです。だから、支配被支配の関係になれない相手からは突然去ってしまったり、そもそも関係を深めなかったりします。

 

支配なんてしなくても相手は去っていかないのに、支配しないと相手が去っていってしまうという不安が奥底にあるんです。(サイコパスの場合は別ですが。)

この奥底の不安に本人は気づいていないことが多いです。支配すると安心、支配する関係が心地いい。本人は支配する以外の関係の作り方をわかっていないので、支配する関係ができていると『人間関係が上手くいっている状態』なんです。

これを無意識でやってしまっている。すごく切ない話ですよね。

 

そして、その逆もあるんです。『支配される』というつながり方が得意な人です。もちろんこちらも無意識です。

 

どちらも根底に不安があるので、関係性が不安定になりがちです。すると余計に支配しようとする、支配されようとする、という悪循環にもなりがちです。

 

心当たりのある方は、まず、この事実に気づいてくださいね。そして、根底にある不安を癒す、これが大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

自分にやさしくって、こんな事【15】

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ついつい、自分を後回しにしてしまうことありませんか?
私はつい最近も自分を後回しにしている自分に気づきました。

 

友人が、たまたま私の好きな紅茶をプレゼントしてくれてとても嬉しい気持ちになりました。でもその瞬間私が思ったのは「これを今度来てくれるクライエントさんにお出ししよう。」でしたw

 

自分のこと後回しにしてました・・・。

まずは自分がありがたく紅茶いただくのが先だよな、そうじゃないとプレゼントしてくれた友人に失礼だよな、と気がつきました。

 

美味しい紅茶だったので、ついついクライエントさんにお出しすることばっかり考えてしまいましたが、それってすごく自分が後回しになってますよね。

 

まず自分がありがたくいただく。心から楽しむ。

これも「自分にやさしく」だよなーと思った出来事でした。

 

そしてここで大切なのが「あーまたできてなかった」と自分を責めるのではなく、「ちゃんと気づけた!私も進歩したなあ。」と自分の変化に気づくことかなあ、とも思ったのでしたw

 

苦悩を超えて

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V.E.フランクルの「意味への意思」という本を読んでいます。

哲学的な要素が多いので難解な部分も多いのですが、心にしみる深い内容が多くて、何度も涙しながら読んでいますw

 

苦悩は、われわれが状況を変えることができない場合には、まさにわれわれ自身の方を変える可能性、われわれ自身を成熟させ、成長させ、われわれ自身を超えて成長させる可能性を宿している。

「意味への意思」(V.E.フランクル著、春秋社)120頁より

 

苦悩することはできれば避けたいですが、苦しみ悩むことで成熟し、成長し、自分の中での物事の意味づけが変わることはあります。成長するために苦しみ悩もうとする必要は全くありませんが、もしも今あなたが苦しみ悩んでいることがあるのなら、そこを抜けた時にきっとあなたは成熟し、成長しているはずです。

 

だから、今思い悩んでいることにも必ず意味があります。もう少し、あと少し、必ずトンネルは抜けられます 😊

 

 

★オンラインと対面(東京)で心理カウンセリングを提供しています★

SE (Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法)という手法をベースに、『セルフコンパッションを高めて自己肯定感や幸福度を高めるセッション』を提供しています。
対面(新宿、高円寺、指扇(埼玉))、オンラインどちらもご利用いただけます。

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3/22にセルフコンパッション入門講座をやります

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「やさしくなりたかったらまず自分にやさしく」、「みんなを幸せにしたかったらまず自分が幸せに」、という話を聞いたことのある方も多いと思います。でも、自分にやさしくってどうすればいいのかわからない、のんびり楽しんだり好きなことをすると後から痛い目にあったり嫌なことが起こるんじゃないかと不安な気持ちや罪悪感がわいてしまうこと、ありませんか?
   この講座ではセルフコンパッションの概要を説明します。そして、「自分にやさしくするのが苦手な状態ってどういう状態なのか」、「自分にやさしくするってどういうことなのか」、「自分にやさしくするとどんな効果があるのか」を理解していきます。

【この講座に参加してほしい方】
  ・ついつい自分にダメ出ししてしまう方
  ・自己肯定感を高めたい方
  ・自分にも他人にも心からやさしくなりたい方
【日時】   3月22日(日)21:00~22:00
 【開催方法】 オンライン会議室ZOOM
(ご自宅でスマホやPCから気軽にご参加いただけます😊

【お申込】  https://resast.jp/events/415551
【料金】   paypalでお支払いの場合2,400円
       銀行振込の場合2,200円(振込手数料はご負担ください。)

 

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怒りと上手につきあうための講座を開催しました

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月1回くらいのペースでいろいろなテーマの心理学ミニ講座を開催して行こうと考えています。

2月は「コミュニケーション力UP講座(怒りと上手につきあうための講座)」を開催しました。当初はオンライン(ZOOM)だけで開催する予定だったのですが、ありがたいことに対面講座のご希望もいただきまして対面とZOOMの計2回、開催させてもらいました。

講座にご参加くださった方々の感想を紹介します。

 

講座内容で印象に残ったこと、これは使えると思った内容がありましたら教えてください

感情の実況中継、気づく、緩める、mustによって発生する怒りだが、mustが悪いわけではない
印象に残ったのは自分に関わると「なんで」が発動するという点。聞くとそれはそうだと思ったけど、日ごろは全然意識出来てなかった。 4つの対応策が上司、同僚、友人など毎日の生活の人間関係で使えると思った。
・子どもの頃から「怒ることは悪いこと」「怒りを抑えるよう教えられていること」
・怒りの底にある感情を考えること
・自分の気持ちを伝えることが、自分のために大切なこと(私はこれができていないし苦手だと思います)

 

ここが良かったという点があったら教えてください

その場で自由に質問ができるところ、理解度を確認しながら進めてくれる、安心安全な場作り、ゆえに何でも話せる、怒りってとてもセンシティブで個人的な話になるが、否定したり笑ったり呆れられたり一切されないのが良い。
ワークで自分の経験に対し対処方法をシミュレーション出来たのがよかった。 あと、電話をとらないの事例が身近でイメージがしやすかった。
Yumikoさんのお話は面白いし、よく理解できます。(内容だけでなく、声やテンポも聞きやすい)
自分に該当しない内容の話でも、楽しく聴けると思います。
 

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トラウマってこんなこと

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最近、依存症を勉強する機会がありました。
「ハマってる」程度だったら問題はないのですが「やめたいのにやめられない」状態になると、依存症を疑ってみる必要が出てきます。

薬物依存、クレプトマニア(窃盗症・病的窃盗)、ストーカー・・・依存する対象にも様々な種類があります。

勉強してみて、なるほどと思ったのですが、依存症の方々のお話には子どもの頃の養育環境に問題があったという共通点があります(100%ではないですが、かなりの確率で共通。)

  • 極めて厳格な家庭で育った
  • 両親が不仲だった
  • 虐待経験がある

共通しているのは「自分ではどうすることもできない状態だった」ということです。

これはSomatic Experiencing®が考えるトラウマの条件=”逃げることも闘うこともできない状態に留まらなければならなかった” に合致します。

 

トラウマというと、身体的虐待や性的虐待などを思い浮かべる方が多いと思いますが、「厳格な家庭」や「両親の不仲」も虐待のような影響を子どもに与えてしまうんです。

 

また、大人になってからDVやモラハラの加害者と暮らしている人も依存症になる傾向があると言われています。これもやはり「逃げることも闘うこともできない状態に留まらなければならない」状態です。

 

依存症まではいかないけれど、なんだか生きづらさを感じている方は、セッション受けてに来てくださいね。あなたがセッションを受けて幸せになることが、あなたの家族の幸せにもつながります😊

 

 

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ダブルバインド〜無力感を感じさせられる関係から離れる〜

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接していると無力感を感じてしまう相手や、言いなりになってしまいたくなる相手がたまにいませんか?

もしかすると、その相手は『ダブルバインド( 二重拘束 )』をあなたにしているかもしれません。

 

ダブルバインドは、『内容を伝達する水準のメッセージとそれを意味づける水準のメッセージの間にしばしば不一致が生じること』を言います。

例えばこんなことがダブルバインドです。

  • 「こっちへおいで」と呼ばれてそっちに行くと冷たい対応をされる。(行かないと怒られる。)
  • 「いつでも相談においで」と言うのに、相談しに行くと「こんなこともわからないの?」と言われたり、「今忙しいんだよね」などと邪険にされる。(相談に行かずに失敗したら怒られる。)
  • 「僕の知識や経験が君には必要だよね」的なやさしい言葉を言っているのに表情やしぐさ、対応は拒否的な雰囲気を醸し出している。

 

これ、やられた方は混乱します。そして、繰り返されるうちにだんだん無力感を感じるようになります。

離れられる相手だったら離れればいいのですが、それができないと、だんだん相手に服従するようになって行きます。逃げ場がないから従うしかない、となってしまうんですね。

 

ここまで読んで気づいた方もいらっしゃるかもしれません。ダブルバインドはマインドコントロールのテクニックの一つでもあります。
相手の対応が一貫しなかったり矛盾が多いととても混乱します。子どもの時に親にダブルバインド的な対応をされると、精神疾患の原因になると言う考え方もあります。

 

ダブルバインドをする人には二種類あります。

  • 相手をコントロールするためにやる人( 意識的にやる人も、無意識にやってる人もいます。 )
  • やさしい気持ちを持っているのだけど、やさしくされている相手を見ると腹立たしさが出てしまう人( こういう人は、自分だってやさしくされたいのに、という満たされない気持ちを持ってます。 )

 

どちらも、幼少期のトラウマ経験を抱えていることが多いので気の毒でもあるのですが、そこをなんとかしてあげようとか、かわいそうとか思わなくていいです。だって、どんな背景があったとしても、あなたを傷つけたり悲しませたりしていい理由にはならないからです。
あなたには、大切にされる権利があるんです。自分で自分を守っていいんです。

 

ダブルバインドをしてくる相手に出会ってしまったらとって欲しい対応】

  • その人から離れる
  • 離れられない場合は、自分がダブルバインドをされて混乱していることに気づく

できたら、その人から離れてください。

会社の上司だったりして自分の意思では離れられない場合は、その上司がダブルバインドする人だという事にまず気づくことが大事です。そして、感情が乱れたらそれはダブルバインドをされて自分が混乱していると言うことにも気づいてください。そして、すぐには無理だとしてもその人から離れられるように動いてください(異動希望を出すとか)。

 

もしも、繰り返しダブルバインドする人と出会ってしまう場合には、あなたの境界線( バウンダリー )が弱いのかもしれません。ダブルバインドをする人は誰にでもやるわけではなく、やって効果的な相手に対してやります。私は私、あなたはあなた、という気持ちをはっきり持つのが大事です。

 

相手が怒っていたとしても、それが自分の不始末であることが明確でないなら、相手の感情のケアをあなたがする必要はないんです。( たとえあなたの不始末だったとしても、謝って次回からの改善策が明らかになったら、それ以上怒るのはおかしいんです。 )

頭の片隅に、知識として置いておいてくださいね😊

 

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