心の境界線は、家の敷地のように目に見えるように区切るわけにいかないからわかりづらいですよね。
他人との心の境界線があいまいになるのは、幼い頃に親の機嫌や意向を察知して行動していたことが原因の一つだということを昨日のブログで書きました。これは、別の見方をすると、親との関係を通じて他人の機嫌や意向を察知する能力や共感能力を磨いてきた、とも言えます。他人に共感できる力は活かして、これからは他人の思いに気づいても、対応する時としない時を自分で判断できるようにパワーアップしていきせんか?好んで身につけた能力じゃないとしても、活かさない手はないですよ!
心の境界線を明確にするには、まずは無意識にキャッチしてしまっている他人の感情に気づくこと、そして、これまた無意識にフタをしてしまっている自分の感情に気づくことが第一歩になります。
▷ 心の境界線を明確にするための第一歩
① 自分と他人の心の境界線を明確にするんだ、と決意すること
私は私の心を大事にするし、他人はその人の心を大事にする。各自みんなが自分の心を大事にするんだ。私は私の心を責任を持って大切にするんど、と自分に許可してください。
なんだそんなこと?と思うかもしれませんが、意図を明確にすることは意外と大きく影響するんです。
② 自分の気持ちに注意を向けること
境界を明確にするためには、どこまでが自分なのかに気づく必要があります。
これは私の感情かな?それとも誰かの感情かな?誰かの気持ちに反応しているのかな?と注意を向けてください。最初はよくわからなくても大丈夫。自然にわきあがる自分の感情なのか、それとも周囲のだれかの影響なのか、注意を向け続けることが大事です。
確信が持てなくても、こうかなー?と思えるだけでも貴重な一歩ですよ。
③ 自分の身体の感覚に注意を向けること
自分という存在は、心でもあり身体でもあります。自分という存在のコンテナーである身体の感覚に意識を向けてみてください。床に接している足の裏や椅子に接しているお尻に注意を向けたり、片方の足でもう片方の足をそっと踏んでみたりして、これが自分の身体なんだ、と確認してみてください。そして、身体の中で楽なところ、楽じゃないところ、それぞれ意識を向けてみてくださいね。これも最初はよくわからなくて大丈夫。注意を向け続けることが大事です。
自分の心と身体を感じて大切にすること、まずはこれが大事です!