はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

セルフコンパッションの定義(1)

 今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

 セルフコンパッションについて
イメージしにくいのが、
「コンパッションって何?」
ということではないでしょうか。

 コンパッションの定義には
複数ありますが、
ダライラマ14世の定義が
シンプルでわかりやすいので、
いつも紹介させてもらっています。

 

ダライラマ14世のコンパッションの定義 ◆

  • 気づくこと
    ⇒ 自分や他人の痛み、苦しみに気づくこと
  • 気づいたことを取り除くために行動すること
    ⇒ 気づいた痛み、苦しみをやわらげ、取り除くために行動すること

  なんだか漠然としているなあ、
とか、そんなこと?
と思った方もいるかもしれません(笑)

 でも、この2つ、ものすごく
奥が深いんです。
コンパッションを学び、
実践するほどに、
結局はこの2つに集約されるなあ
と思います。

 まず1つめの「気づくこと」。
私たちは、自分の本当の痛み、苦しみを
気づかないふりをしていることが
多いです。
その代わりになにをしているかというと、
「忙しく何かに熱中する」、
「世間的にいいと言われていることにしたがってしまう」。

 何かに集中し、熱中することは、
悪いことではないんです。
でも、それが、痛みや苦しみを
紛らわすためにやっていること
だと、短期的な達成感や喜びを
得たとしても、すぐにまた次の
集中・熱中先を探すことに
なってしまいます。

 常に忙しくしていないと落ち着かない、
今の自分ではダメだという気持ちから
いろいろな物事に取り組んでしまう、
そんな方は、痛みや苦しみに気づくこと
を無意識に避けてしまっているかも
しれません。

 「〇〇しなきゃ」「〇〇すべき」
と考えがちな方は、
自分はなぜその物事に取り組んでいるのか、
純粋な好奇心からなのか、
それとも、何かを恐れているからなのか、
やさしく自分の気持ちをみつめて「気づく」。

 これが、コンパッションの第一歩です。

 純粋な好奇心からの行動だと思えたならばっちりです。

 でも、行動の奥底に、痛みを恐れる気持ち、
苦しみを避けたいという不安な気持ちがある
としたら、まずはそこにやさしく気づくこと
が大事です。

 

 

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SE (Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法)という手法をベースに、『セルフコンパッションを高めて自己肯定感や幸福度を高めるセッション』を提供しています。
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