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慢性的で強い恥の感情について今日も書きます。
慢性的で強い恥の感情は、ちょっと意外かもしれませんが
こんな感覚と関係しています。
- 自己嫌悪
- いたたまれなさや情けなさ,ふがいなさ
- こんな自分は決して受け入れられないという疎外感
- 孤立した感覚
逆に言うと、これらの感覚に心当たりのある方は、
慢性的で強い恥の感情を抱えている可能性があります。
慢性的で強い恥の感情には、子どもの頃の親のかかわりが
大きく関係しています。
子どもが失敗した時に、親が懲罰的だったり、
嘲りや嫌悪,軽蔑に満ちた反応を示すと、
それは親から子への「お前は私を嫌な気持ちにさせた」という
メッセージになります。これが子どもに恥の感情を引き起こすと
言われています。
親の眼差しに込められた軽蔑や嫌悪を感じ取って、
子どもは「自分はダメな人間だ」「恥ずかしい人間だ」
という恥を体験してしまいます。
これらは、自尊心や自己評価に深い傷を残します。
さらに、こういう親の反応が度重なると、恥の感情はだんだん、
「自分=恥ずべき存在」
という信念に変わっていきます。
「自分=恥ずべき存在」という信念は、自己嫌悪・自己軽蔑につながります。
恥の強い人は自らの傷つきを
情けなさ・ふがいなさであると感じるようになります。
こうやって、自分の情けなさやふがいなさを
嫌悪したり軽蔑したりすることで
弱く傷ついた部分に触れることを回避して
自分を守っています。
慢性的で強い恥の感情が強い苦痛を引き起こすのは、
根っこにある自分の傷つきに触れることを回避してしまうこと、
そして、恥ずべき存在である自分を隠そうとして、
他人との関わりも回避してしまうようになること
が起こってしまうからなんです。
慢性的な強い恥の感情は、自分とのつながりも、
他人とのつながりからも自分を遠ざけてしまうんです。
その恥の感情のおおもとは養育者の不適切なかかわり
であることが大半です。
恥の感情は少しずつ手放して、
自分とのつながり、他人とのつながりを
取り戻していきましょうね。