はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

物事を悪く捉えてしまうクセ、ありませんか?

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

 

ついつい、物事を悪く捉えてしまうクセ、ありませんか?
私はあります(笑)

損だってわかっているのに、ついつい物事を悪く受け取ってしまって、それが原因でこじれるはずのないことがこじれていく、みたいな・・・。

 

以前、知り合いと終電間際に地下鉄に乗ろうとしたときの話です。

慌てて地下道に入って歩きはじめたその時、警備員さんから「もう終電出たよ。地下道閉めるから、出て!」と言われました。

その時に私が感じたのは「そんな冷たい言い方しなくても・・・・。」とちょっとムッとした感情でした。

ところが、知り合いは「教えてくれてありがとう。」と言って歩きはじめたんです。

 

警備員さんに対して私が感じたのは「責められたような感じ」。
知り合いが感じたのは「終電がないって教えてくれた感じ。」。

 

この受け止め方の違いで、ストレス度合いはだいぶ違うよね、としみじみ思ったんです。

 

でも、物事は前向きに肯定的に捉える方が生きやすいってわかっていても、とっさの反応ってなかなかすぐには変えられないですよね。

 

この、とっさに浮かんでくる感覚、「責められたように感じる=敵と感じる」のか、「教えてくれたと感じる=味方と感じる」のかは、神経系のクセによるもので、あなたの努力不足とか心がけが悪いということとは違うんです。

 

神経系のクセのおおもとをたどると、それは大体が「愛着」の土台が形成された幼少期の保護者との関係にさかのぼることが多いです。

 

保護者との関係や家庭の環境が「安心・安全」な感覚を感じることができるものであった人は「教えてくれたと感じる=味方と感じる」傾向が強く、そうでなかった人は「責められたように感じる=敵と感じる」傾向が強いです。でも、これって「安心・安全」を感じにくい環境の中で自分を守るために身体がとった生存戦略なんです。だから、あなたは何も悪くない。

 

とは言え、社会の中では「責められたように感じる=敵と感じる」生存戦略を取って生きるよりも、「教えてくれたと感じる=味方と感じる」生存戦略を取って生きる方が、断然好かれやすいし、トラブルが少ないです。「責められたように感じる=敵と感じる」生存戦略はどうしても敵対的な関係を招きやすいので。

 

では、どうすればいいのか。
「教えてくれたと感じる=味方と感じる」生存戦略を身につけて行けばいいんです。それは、「安心・安全」の体感に日頃から注意を向けること。5秒・10秒の短時間でいいので、「心地よい感覚」「緩んだ感覚」を身体で感じていくことです。

(Somatic Experiencing® という手法は、神経系が「安心・安全」を学んでいくことを目指して、セッションをしています。)

 

無意識に出てくる感じ方のクセに気がつくこと、クセに気がついたら別のやり方を身につけていくこと、これってなんか余計な苦労が増えて手間がかかるようにも思いますが、「人生の幅が広い人」になれるチャンスでもありますよ!


私も、まだ新しい選択肢を身につけている途上ですが(笑)、一緒に頑張りましょうね。