はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

手放せないのには理由がある

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

 

ヒトは、より快適に/より確実に生存するために、いらないものは手放すようにできているのだそうです。

なのに、手放したいのに手放せないものがある時は、手放さないことのメリットがなにかあるはず。いらないって意識の表面では思っているけど、別の部分では手放さない方がいいって思っている。だから、手放せない/手放さないんです。

 

例えば、何か不愉快なことがあると黙ってためこんでしまう癖を手放したいと思っているとします。

 

不愉快なことがあっても、黙っていればその場はもめ事にならずにおさまる、やり過ごせる、というメリットがあります。(そのかわり、自分の中ではストレスがたまるし、問題は解決せずに先送りされてしまうというデメリットもあります。)

ではなぜ、もめ事にならずにおさめる、やり過ごす方法を選択してしまうのか。

その裏には、自分なりの“must”や"ねばならない"が存在します。

「他人とケンカしてはいけない」、「不平不満は口にしてはいけない」などなど。

そして、その“must”や"ねばならない"の裏にはさらなる信念が隠れています。

「誰とでも仲良くしないと自分はみんなに受け入れてもらえない」、「いつもニコニコと言うことを聞いていないと仲間外れにされてしまう」などなど。

 

これらの信念は、多くは親や先生などから言われたことだったり、周りで起こった出来事から学んだことだったりします。

 

この信念、かたくなに守ろうとすればするほど、「手放せない」ものが増えてしまいます。だって、手放したら信念が守れなくなってしまうわけですから。

 

新しいやり方を学んでいくためには、自分が持っている信念を少し柔軟にするのが良さそうです。

「他人とケンカしてはいけない」→「世界中の全ての人と仲良くしなきゃいけないわけでもない」とか、「ケンカしても仲直りすれば大丈夫」とか。

「不平不満は口にしてはいけない」→「たまには毒を吐くくらいの方が、周りは安心するかもしれない」とか。

 

信念の解釈を否定するのではなく、ちょっと広げてみたり、例外もあるかもね、と思ってみる。

 

手放せないことがある方は、試してみてくださいね。