はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

何かしていないと落ち着かない

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

 

セッションに来てくださるクライエントさんには、「何かしていないと落ち着かない」「何かしていないとだめな気がする」とおっしゃる方が割とたくさんいます。

「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと思うけど、結局は何もできない」という方もいます。

 

突然話が飛びますが、私達の自律神経のモードは大きくわけて3つあります。

1. アクセルモード( 好奇心モード、闘うか逃げるかモード )

2. マイルドブレーキモード( つながりを感じて安心するモード )

3. ハードブレーキモード( 休息モード )

 

自律神経のシステムは、この3つのモードのどれもが適切に働くのが理想的です。

アクセルが強めになったら、ブレーキを使ってつながりや休息のリラックスモードに戻って来る。そしてまた必要な時にはアクセルモードに戻れる。

どちらにも行けるし、どちらにも戻れることがとっても大事です。

 

では、「何かしていないと落ち着かない」という状態の自律神経のモードはどうなっているのでしょうか。

 

こんな解釈ができます。

 

何かしていないと落ち着かない方は、アクセルモードとブレーキモードがどちらも強く働いてアクセルとブレーキが同時に踏み込まれてしまっている状態にいる可能性が高いです。

 

こういうかたは、ブレーキモードにとどまってリラックスや安心安全を感じるのが苦手です。

リラックスしたり安心安全を感じると、「こんなことをしていたら危険じゃないの?常に闘ったり逃げたりできるように備えておかないと!あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ!」とアクセルモードに切り替わるクセがついてしまっています。

 

アクセルモードが優位になりやすい方は、子供のころに安心安全を感じられる環境にいなかったり、子供の頃は安心安全を感じられていたけれど人生のどこかで強烈に危険を感じる体験をしてしまったことが多いです。

 

私もそうかも、という方は、安心してくださいね。私達の脳や神経は、「可塑性( かそせい )」という環境に適応して変わっていく高い能力を持っています。だから、安心安全を感じても大丈夫だということを繰り返し経験していくと、神経のクセが変わって行きます。

 

「何かしていないと落ち着かない」と落ち着かない自分に気づいたら、自分は今アクセルモードに入っているなあ、と優しく自分を受け止めることが大切な第一歩です。

自分を守ろう、より良く生きようっていうアクセルモードが強く働いてしまっているだけ。そんな健気な自分を優しく抱きしめましょうね。

 

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SE (Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法)という手法をベースに、『セルフコンパッションを高めて自己肯定感や幸福度を高めるセッション』を提供しています。
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