はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

感情は脳で感じるのか、身体で感じるのか?

 今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

  喜び、怒り、恐怖、悲しみなどの感情は
私たちの中のどこでうまれているのか、
考えたことはありますか?

 心理学の中でも「感情」は大きなテーマ
で、「感情心理学」という分野もあるほど
「感情」は奥が深く、まだまだ研究途上です。
(なにせ、「感情」の定義ひとつとっても、
100以上の定義が存在していると言われるほど
です。)

 さて、話をもとに戻します。
感情は、脳で感じているのか、身体で感じて
いるのか、です。

 多くの方が、感情は脳で生まれ、脳で認識
されていると思っていらっしゃるかもしれません。
その通り、感情は脳でも認識されています。

 でも、感情は身体でも認識されていることも
わかっています。

 たとえば、想像してみてください。
 夏の夜に視界のすみでカサカサッと動く
小さな黒い影。
 ビクッとしたり、悲鳴をあげたりしませんか?
そして、ビクッとしたり悲鳴をあげたあとに、
「ああ、ゴ〇ブリだ。」と気づく。

 この場合、脳で「ゴ〇ブリこわい」とか
「ゴ〇ブリ嫌い」と認識するよりも先に、
身体がビクッとしたり、悲鳴を上げるという反応
をしていることにお気づきでしょうか。

 そうなんです。感情は身体でも認識している
んです。

 感情は脳が先に認識するのか、身体が先に認識
するのか、ということについてはいまだに結論
が出ていません。ただ、現時点で指示されているのは、
「脳でも身体でも感情は認識されていて、
脳と身体の間で瞬間的に情報伝達が行われている。」
という考え方です。

 だから、自分の感情を大事にするためには、
身体の感覚に意識を向けることもとても大事
です。逆に言うと、自分の感情や考えていること
がわからない人は、身体の感覚に意識を向けて
みる、というアプローチも大事です。

 自分の身体の感覚に「気づく」。
これも、セルフコンパッションの大事な取り組み
です。

 

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対面(新宿、高円寺、指扇(埼玉))、オンラインどちらもご利用いただけます。

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なめられたくないという気持ちとの向き合い方

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 なめられたくない。
馬鹿にされたくない。
見下されたくない。

 こんな思いを持っている方、
意外と多いなと感じます。
私も若いころはこういう思いが
強かったですし、今も少しある
かもしれません(笑)

 これらの思いがあると、
素の自分を出すのがためらわれたり、
自分の言動や行動に常に意識が
向いてしまったりするのでは
ないでしょうか。

 これって、けっこう疲れますよね。
そして、自分を監視する自分が、
常に自分に厳しい視線と言葉を
投げかけてきていませんか?

 そんな時には、気づいてください。
「ああ、自分はなめられたくないって思っているんだな。」
「なめられたらどうしよう、っていう恐れがあるんだな。」
というように。

 その気持ちの奥底には、
「ありのままの自分では評価されない。」
とか、
「完璧でない自分は受け入れられない。」
という、見捨てられることへの不安が
隠れているかもしれません。

 見捨てられることへの不安は、
さかのぼって見ていくと、
養育者や、指導者などとの
関わりの中で感じてしまっていることが
多いです。

 それは、あなたが悪いせいではないんです。
おそれや不安があることを責めるのではなく、
おそれや不安があることに、ただ気づいて、
「おそれがあるんだね。」
「不安があるんだね。」
「それは、みんなに見捨てられたくない、
みんなに受け入れられたい、っていう
願いやのぞみの裏返しなんだね。」
と、やさしく寄り添う。

 これが、コンパッションの実践です。
評価したり批判したりすることなく、
「気づいて」、「それに寄り添って
それやわらげるように行動する」。
コンパッションの実践です。

 

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弱い自分、醜い自分に気づいていくことが強さ

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 ひとりぼっちを寂しく思ってしまう自分、
誰かをうらやましく思ってしまう自分、
誰かをうとましく思ってしまう自分、
私たちの中にはいろいろな自分がいます。

 いろいろな自分がいると、
どれが本当の自分なのかわからなくなったり、
混乱したりしてしまうことがあるかもしれません。
でも、いろんな自分がいていいんです。
清らかな自分も、荒ぶる自分も、弱虫の自分も、
みんながいてこその自分です。

 誠実な人、やさしい人ほど、
世間一般的に望ましくないとされる感情や
弱さや甘えとみられる感情を
自分が持ってしまうことを
恥じたり責めたりしがちです。

 そして、弱い自分や醜い自分の存在を
なかったことにしたり、
叱りつけて押さえつけようとしたり、
説得していうことを聞かせようとしたり
してしまいがちです。

 でも、そのやり方だと、
なんだかモヤモヤが残ってしまったり、
ふとした時に不満や怒りが沸き上がったり
してしまいませんか?

 セルフコンパッションの取り組みでは、
まず、自分の中のさまざまな自分に気づくことから
始めます。いい悪い、望ましい望ましくないの評価は
しないで、ただ、あるものを認めます。

 そして、その存在の言い分を聞いて、
そこに痛みや苦しみがあったら、どうやったら
それを軽減したり、解消できるか考えて、
行動していきます。

 たとえば、ひとりぼっちを寂しく思ってしまう自分
がいるのなら、「誰かと顔をあわせて話したい。」、
「つながりや絆を感じたい。」、「誰かと思いっきり
笑いたい。」「・・・でも、それができないから
ひとりぼっちだと感じる。寂しいと感じる。」
というような"ひとりぼっちを寂しく思っている自分"
の言い分をゆっくりと聞くんです。

 否定せず、ジャッジせず、ゆっくりと気づいて、
その思いがなぜ生まれているのかに耳を傾けていきます。

 寄り添って言い分を聞いていくと、それぞれの主張
にはたしかに理由があって、そりゃそうだよね・・・
となっていくはずです。

 そして、言い分や主張を聞いたら、
では、その葛藤や苦しみを楽にするためには何ができるかな?
と考えます。そして、行動していきます。

 セルフコンパッションの一歩目は「気づくこと」。
気づいたものはいい悪いとか、好き嫌いでジャッジしないで
ただ、あることを認めること。

 試してみてくださいね。

 

セルフコンパッションをもっと深めたい方は
こちらをご利用ください。

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怒りや落ち込みにどう寄り添うか

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 セルフコンパッションの誤解の1つに、
不快な気持ちはサッと手放してしまうようになる、
というものがあります。

 セルフコンパッションで目指すのは、
快い気持ちも、不快な気持ちも、
どんな気持ちや感覚にも気づいて、感じて、
不快や苦しみがある場合には、それをどうしたら
和らげることができるかを考えて実行できる
ようになることです。

 なので、セルフコンパッションを実践したら
怒りを感じなくなるということはないし、
落ち込むこともあります。(がっかりしないで
くださいね(笑))

 でも、その怒りや落ち込みに出会って、
その怒りや落ち込みはなぜ起こったのか、
その根っこにあるものに気づいて、
根っこの思いに寄り添って、行動していける
ようになると、怒りや落ち込みと一緒に
いられるようになるし、必要な行動を
とることができるようになります。

 根っこにある思いに気づくだけでも
怒りや悲しみが軽くなることもありますし、
その思いを汲んで行動することで怒りや悲しみ
が解消されていくこともあります。

 セルフコンパッションを実践すると、
怒りや悲しみは必要以上に長引かなくなります。

 でも、そのためには、怒りや悲しみと
一度はじっくり向き合う時間を持つことが
必要です。この向き合う時間を手助けしてくれる
のがコンパッションです。

 

 

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「安心のタネ」の育て方~科学的な「大丈夫」の入手法~

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 今日はおススメ本のご紹介です。

 浅井咲子さんの
『「安心のタネ」の育て方』です。
この本の22,23頁に書かれていますが、
私たちは「どうなるかわからない」
から不安になり、
その不安を和らげるものを
自分の外の要素に求めがちです。

 この本は、「私は大丈夫」
という感覚を
自分の内側にはぐくむための方法
が書かれています。

 日常生活の中に取り入れやすい
ものばかりなので、とてもおススメ
です。

 そして、実はこの本がつくられる
きっかけにちょっとだけ関わらせて
もらっていまして、後書きに
私の名前を載せていただいています。

 そんなわけで、個人的にもとっても
思い入れのある素敵な本です。

 どうぞ、お手にとってみてください。

 

 

 

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不安にふりまわされていませんか?

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 テレビ朝日のドラマ「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」
を見ています。このドラマで主人公の母親役の富田靖子さん、
お若いころから素敵な女優さんでしたが、最近は「不安に
振り回される母親役」の表現が上手いなあ、と思って見て
います。

 このドラマの母親は、「娘は他人と接するのが苦手」
「だから今の仕事を絶対に辞めないで続けるべき」、と
頑固に思い込んでいるし、娘にもそう言い聞かせています。
でも主人公はそれが息苦しくて、自分の話や意見を聞いて
欲しくて、葛藤を感じていて・・・というのが第2話でした。

 このドラマの母親、決して悪気はなくて
娘は他人と違うから、このままでは不幸になってしまうかもしれない
という不安や恐れがとても強くて、その不安や恐れに
ふりまわされてしまっているんですよね。

 本当は、「娘にはいつも笑顔で、幸せに生きて欲しい。」
のが望んでいることなのに、不安や恐れにばかり目がいって
しまって、不安や恐れが現実にならないようには
どうしたらいいか、という考えになってしまって
いる。それが言動や行動にも表れて、周囲は息苦しく
なったり、嫌な気持ちになったりしてしまう・・・。

 これって、日常生活のいろいろなところで起こっている
ことではないでしょうか。

 自分が何を恐れて不安になっているのか、
その恐れや不安の裏にはどんな願いやのぞみがあるのか、
ここにじっくりと目を向けて、「気づいて」、
そして、その願いやのぞみをかなえていくためには
「何ができるのか考えて行動する」、
これがコンパッションの実践です。

 

 

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良かったことの原因は追究する

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 昨日、「原因は追究しない」というタイトルで
ブログを書きました。

  原因は追究しない - はぐくむブログ  

 その舌の根も乾かないうちに、
今日は「良かったことの原因は追究する」
といいよ、という話をします。

 うまくいっていないことの原因追及は
相手が人の場合にはしない方がいいの
ですが、良かったことの原因追及は
する方がいいよ、という話がポジティブ
心理学にあります。

 うまくいった時、良かったことがあった時、
多くの人が「みんなのおかげ」「運がよかった」
と自分以外のものに感謝するのではないでしょうか。
それもとっても大事なので、ぜひまわりや運に
感謝することもして欲しいのですが、
「自分の何がみんなに助けてもらえたのか」、
「自分の何が運に見方してもらえたのか」、
その原因追及はぜひしてもらいたいんです。

 なぜかというと、それをすることで、
「いいこと」を引き起こしやすくなれるからです。

 たとえば、「朝積極的に挨拶をしたら、
挨拶からちょっとした雑談になって、その時に
好きな俳優のことを話したのを空いてが覚えていて
くれて、その俳優の映画の割引券をくれた。」
のなら、
「朝、積極的に挨拶をした」とか
「好きなものの話をした」が
ラッキーを引き寄せた原因と考えられます。

 その原因になった行動を意識的にやってみると、
よいことを引き寄せやすくなるよ、という考え方
です。

 自分の何が悪かったかを考えるよりも
自分の何がよかったかを考えること、
時々試してみてはどうでしょうか。

 

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