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現在、Somatic Experiencing®のプラクティショナーとして活動しています。約3年にわたったプラクティショナートレーニングの中で先生が繰り返し言っていたのが「Less is more」という言葉です。
ちょっと意訳になりますが、「少なければ少ないほどいい」「少しずつ取り組めば取り組むほどいい」という意味です。
トラウマを取り扱う時には、いきなり大きなエピソードを取り扱うと私たちの感情も身体も圧倒されてしまうので小さなことから取り扱う、いきなり中心に切り込むのではなくて周辺から取り扱う、それをできるだけ丁寧に細かくやればやるほどいい、とSomatic Experiencing®では考えます。例え話としてよく言われるのが「いきなりドラゴン本体と闘おうとするのではなく、ドラゴンのウロコ1枚を取り扱っていく。」というものです。
トラウマケアだけではなく、Less is moreの考え方っていろいろな場面で大事です。
何かに取り組むときって早く成果を出したくて、ついいっぱいやりたくなってしまったり、自分が思うような成果が実感できないと投げ出してしまいたくなったりしますよね。でも私たちの身体も脳も安定が大好き。変化を好まない習性があるんです。だから、少しずつ少しずつ取り組んで、少しずつ少しずつ変わっていくほうが定着しやすいんです。
だから、何かに取り組むときもLess is moreで。瞑想や呼吸法もいきなり30分やるよりは、1分とか2分の無理のない時間や心地よく感じられる短い時間ではじめて、時間をのばしたかったら少しずつのばしていけばいいし、のばさなくてもいい。
少しずつ、少しずつ取り組めば取り組むほど、いいんだよ、とやさしく自分につぶやいてみてくださいね。
★オンラインと対面（東京）で心理カウンセリングを提供しています★
SE （Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法）という手法をベースに、『セルフコンパッションを高めて自己肯定感や幸福度を高めるセッション』を提供しています。
対面（新宿、高円寺、指扇（埼玉））、オンラインどちらもご利用いただけます。
