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クライエントさんから時々お聞きすることに「ダメな男の人に惹かれてしまう」とか、「健全な人には惹かれない」というものがあります。
ヒトも動物なので、「種を残す」というロマンもなにもない観点から言うと、ワイルドな男性や少し強引な男性に女性が惹かれたり、女性としての色気溢れる小悪魔的な女性に惹かれるところは少なからずあるとは思います。
ただ、今までの異性との関わりを振り返ってみて、自分を傷つけるような人に心惹かれることが多かったのなら、もしかするとそれは、あなたの幼い頃のご両親との関係が影響しているかもしれません。
赤ちゃんや子供にとって、お父さんとお母さんは自分の命を守ってくれる、安心を感じさせてくれるものすごく大きくて大切な存在です。
だから、赤ちゃんや子供はお父さんとお母さんが大好きです。
でも、もしもそのお父さんやお母さんが自分に痛い思いをさせたり、ひどいことを言ったりしてくる存在だったら・・・。
赤ちゃんや子供にとっては、自分が大好きな存在＝自分にひどいことをする存在、という世界観が出来上がってしまいます。
生まれてから2歳くらいまでは、言語や論理の脳の機能が未発達です。なので、自分が大好きな存在は自分にひどいことをする存在だ、という思いは、言葉として意識にのぼってくることはなく、大人になってからなぜかわからないけどひどいことをする人に惹かれてしまう、という行動にあらわれてしまうわけです。
頭で考えたらこの人は自分を幸せにしてくれないってわかってるのになぜだか惹かれてしまう、離れられない、というのは自分の愛着スタイルに原因があるかもしれません。
でも、それは決してあなたが悪いわけではなく、あなたの脳や神経の働きが今の生活にはあっていないというだけです。
ヒトは、可塑性という、環境に合わせて変わって行く素晴らしい力を持っています。だから、大丈夫。
Somatic Experiencing® では、言語化できないような記憶もやさしく取り扱って、愛着スタイルを安定したものにしていきます。
気になる方は、いつでもお話しに来てくださいね。
