こんにちは。今日もはぐくむブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
起きている間、常に何か考えていますか?
それとも、ぼーっと頭を空っぽにする時間もありますか?
こんなことに思い当たる方は、ぜひこの先を読んでください。
- 誰かとの会話やLINEを思い返して、あれで良かったかな、この言い方で良かったのかな、とよく思い返す
- 自分の生きづらさや悲しさの原因はいったい何なのだろうと繰り返し考えている
何かを繰り返し思い返したり、考え続ける行為は「反すう」と呼ばれています。
Raes & Williamsによると 反すうには
(a)原因分析
(例:自分の悲しい気持ちの理由を繰り返し分析したり考え続ける)(b) 理解
(例:自分の悲しい気持ちや自分自身をよりよ く理解するために私はどんな気持ちなのかと考え 続ける)(c)制御不能性
(例:自分の悲しい気持ちについて考え始めるとこれらの思考をコント ロールすることが困難になる)の三つの側面があ り,
反すうを肯定的にとらえる信念によって
反すう(原因分析)が活性化され,
それが次第に制御困難 となり(制御不能性),
抑うつを引き起こすとされる。
反すうには、原因分析と自己理解の側面があり、原因分析や自己理解のため繰り返し考え続けていると、だんだん思考のコントロールが出来なくなってうつになりやすくなってしまいますよー、という指摘がされています。
ネガティブな思考と自分の区別がつきづらくなって、うつ傾向に傾きやすくなってしまうわけですね。
そんなこと言われても考えるクセは急にやめられない、という方は、五感のどれかに意識を向けてみてください。
人は思考しながら別のことをするのは苦手です。これを逆手にとって、思考しづらい状態をわざと作ってしまうんです。
五感への意識は、例えばこんな形で向けてみることができます。
・周りを見回してみて、心地よい形や色を3つ探してみる。
・耳をすませて、どれだけたくさんの音を聞き分けることができるか試してみる。
・手で身体を触ってみて、手からの感触と、触れられた身体からの感触を感じてみる。
試してみてくださいね。