はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

ポジティブシンキングについて

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

 

積極的・楽観的に物事を考えるポジティブシンキング、してますか?

ポジティブシンキング、大切だけど、なんだか嘘くさく感じてしまうことはありませんか?

また、時にはポジティブシンキングを実践している人に対して違和感を感じることもあったりしませんか?

 

先日、心理学の教授とお話しした際に、

「自己理解や内省が伴わないポジティブは非現実的なポジティブ。

それは否認と抑圧の上に成り立っている。

いわば地に足の着いていないエセポジティブ」

とおっしゃっていて、なるほどその通りだなと思いました。

 

否認や抑圧は、心理学では「防衛機制(ぼうえいきせい)」と呼ばれているものです。

防衛機制(ぼうえいきせい)とは、受け入れがたい状況、または潜在的な危険な状況に晒された時に、それによる不安を軽減しようとする無意識的な心理的カニズムである 

  • 否認(Denial)- 不安や苦痛を生み出すような出来事から目をそらし、認めないこと。「抑圧」はその出来事を無意識的に追い払うものだが、「否認」は出来事自体が存在しないかのような言動をとる。
  • 抑圧(Repression)- 実現困難な欲求や苦痛な体験などを無意識の中に封じ込め忘れようとすることである。特に心的外傷体験(トラウマ体験)などが抑圧されると考えられている。 

(引用元:Wikipedia

 防衛機制は、無意識に起こるものです。

否認は他人に指摘されると意識化して

認めることができますが、

抑圧は他人から指摘されても

自分の中にそれが存在することを

認めることができないと言われています。

 

防衛機制自体は悪いものではないのですが、

「前向きに考えるのがいいことだ」と

なんでもポジティブに考えて、

自分の中のモヤモヤや痛みから

目をそらし続けていると、

無意識の中の思いと行動が

どんどん不一致な状態になっていきます。

 

こうした不一致の幅が大きいと、

ポジティブシンキングをしてみると

自分の中に嘘くささを感じたり、

本人はとてもポジティブな発言や行動を

しているのに、周りの人は違和感を感じる、

と言うことが起こります。

 

では、「自己理解や内省を伴う真のポジティブ」

な状態を目指すにはどうすればいいのでしょうか。

 

それには、ネガティブな感情を無視しないことが

大切です。

怒りや悲しみを感じた時には、

「ああ、今私は怒りを感じているな」

「悲しい気持ちが出てきているな」

と、言うように

いい・悪い・こうあるべきの

ジャッジをせずに感情をただ認めて、否定しないこと

をコツコツしていくのがオススメの方法です。

 

時々思い出してみてくださいね。

 

※ ポジティブについて書き足しました

happy-from-ashiya.hatenablog.com

 

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