こんにちは。今日もおつきあいいただいてありがとうございます。
みなさまに読んでもらえていることがとっても励みになっています。
同じ状況でも全く気にせずにニコニコしている人もいれば、激怒する人もいて、物事に対する反応や感情は個人差が大きいですよね。
この個人差はなぜあるんだと思いますか?理性的じゃないから?忍耐強くないから?寛容じゃないから?
その答えの一つは、自律神経の働きにあるかもしれません。
感情がわき起こっているときは、交感神経が活発に働いています。
交感神経=「闘うか、逃げるか」を担当してくれるアクセル役です。
怒りのもとになるような出来事に対して、闘うか逃げるかどーする?と一生懸命働いてくれてるんですね。
交感神経は、闘い切ったり逃げ切ったりできると落ち着いてくれるのですが、現実の生活では闘い切ることも逃げ切ることもできないことが多いですよね。
この時に出てきてくれるのがブレーキ役を果たしてくれる、リラックスを司る副交換神経です。
交感神経から副交感神経へのスイッチングがスムーズに進むと、怒りはおさまって行きます。
ところがこのスイッチングがうまくいかないと、交感神経はガンガン燃え上がっていってしまいます。
すると、このままじゃイカン!と、副交感神経の中の一部(背側迷走神経)が交感神経を無理やり抑えこみに行ってしまいます。
そして、交感神経のアクセルと副交感神経の一部のブレーキが同時に踏み込まれている状態になります。
外側からみると激怒している状態や、怒りのあまり冷静に考えられないような状態です。
これらの神経の働きは、意識してコントロールできるものではありません。だから、交感神経と副交感神経のスイッチングシステムがはぐくめていないと、すぐに興奮しやすく、それが収まりづらくなります。これが、いつもニコニコしている人とすぐに反応してしまう人の違いです。神経レベルの話なので、神経系がはぐくめていない人は、アンガーマネジメントのような認知を使った方法がうまくいかないんです。
では、この神経系のスイッチングのはぐくみ度合いにどうして差が生まれるのか。
これは、遺伝的なものと、後天的なものがあり、後天的なものには、幼少期の親との関わりが関係すると言われています。この部分は改めてブログに書きます。
自分も感情コントロールが難しいかも、と心当たりのある方は、神経系のスイッチングシステムをはぐくんで行けばいいわけです。人間の身体はよくできていて、何歳からでもはぐくんでいけます。
この神経系の健やかな働きを育んで行くと、そもそもあまり怒ったりいらいらしたりもしなくなって行くので、とても楽になります。
ご参考になる方法をこのブログでも紹介していきますね。
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