はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

棚ぼたラッキーの確率を高める方法

 今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

 日常生活の中で思いがけないラッキーに恵まれることってありますよね。
そんな時、ちゃんとその幸運が起こった原因の追及をしていますか?

 みんな、悪いことが起こったときには自分の中に原因を追及するのに、いいことが起こったときには「棚ぼた」とか「神様のおかげ」、「たまたまツイてた」と片づけて自分の中に原因を追及しないですよね。なんて謙虚なんでしょう(笑)

 原因の追及は、いいことが起こった時にこそ徹底的にやる方がいいようです。

例えば、「頻繁に利用している喫茶店の人に”今年もよろしく”って言われて笑顔を交わして温かい気持ちになった」とします。

 この温かい気持ちになるエピソードにつながった自分の行動はどこにあったのか、原因追及をしてみます。「私の一体何がこの幸運を引き寄せたのかしら?」と。

 ・その喫茶店を頻繁に利用していた
 ・ 寒かったけど一念発起して家から出た
 ・「レギュラーサイズのコーヒーをお願いします」
  と丁寧に注文するように心掛けてきた
 ・ 声をかけられたときに笑顔で言葉を返した
  (嬉しい気持ちを表情と言葉で表現した)

 原因を追及したら、その原因になった行動を意識的にやってみるのが次のアクションです。こうやってラッキーにつながったかもしれない自分の行動をしてみることで、ラッキーを再現する確率をあげていきます。

 「自分の行動や気持ちのどれが幸運を引き寄せたんだろう?」って振り返って考えてみるのって結構楽しいですし、繰り返すことで自己肯定感や自己効力感が高まります。そして、これをやることで幸運を引き寄せる可能性が高まります。

 試してみてくださいね。

 

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対面(新宿、高円寺、指扇(埼玉))、オンラインどちらもご利用いただけます。

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「子どもを攻撃せずにはいられない親」(2)

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 年末に片田珠美先生の「子どもを攻撃せずにはいられない親」を読みました。
その感想の続きです。

 攻撃的な親に育てられる悪影響として「自己肯定感が低くなる」ことを片田先生は指摘されています。

親からけなされたり、無視されてきた人は、親から認めてもらう経験をしていない
 ↓
安心感や自信をもてない
 ↓
常に他人の評価を気にして他人の評価に振り回される

 このようなメカニズムで自己肯定感は低くなり、「承認欲求」と「愛情欲求」が人一倍強くなってしまい、自暴自棄になったり自己破壊的な行動に走りやすくなるといいます。

 こうなると、生きづらいですよね。

 生きづらさをやわらげるためには、まずこのメカニズムを理解して、自分が「承認欲求」と「愛情欲求」に振り回されてしまっていることに気づくことが大事です。

 自分のなかにある満たされていない「承認欲求」や「愛情欲求」があることを認めて、それらに関わる感情を癒していくためには何ができるかを考えてアクションを起こす、そして幸せになっていく、やっぱりセルフコンパッションが大事だと思います。

 

 

 

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「子どもを攻撃せずにはいられない親」(1)

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 年末に片田珠美先生の「子どもを攻撃せずにはいられない親」を読みました。
著者の片田先生ご自身も親の攻撃を受けてこられたとのことで、毒親を持った子どものつらさを深く理解した数々の考察に、ついひきこまれて一気読みしてしまいました。

 毒親の面倒なところは「我欲と愛情が入り混じって」いて、「自分自身のどす黒い欲望」には目を向けようとせず、愛情から子どもを支配しようとしてくるところ、との指摘はその通りだと思います。自分自身の弱さや未熟な部分に気づこうとせず、愛情があるから子どもをコントロールしているんだと思い込み、子どもに罪悪感や恥を感じさせるのが毒親の面倒な部分ですよね。

 この本の中で、片田先生は毒親の支配欲求の根底には「利得、自己愛、攻撃者との同一視」の3つがあるのではないかと指摘していらっしゃいます。

 攻撃者との同一視、とは、「自分の胸中に不安や恐怖、怒りや無力感などをかき立てた人物の攻撃を模倣して、屈辱的な体験を乗り越えようとする防衛メカニズム」で、先輩からしごきを受けた人が後輩に同じことを繰り返したり、親から虐待を受けた人があんな親にはなりたくないと思っていながら、我が子に虐待を加えてしまうようなことをさすのだそうです。

 攻撃者との同一視が起こっているとすれば、毒親もその親から攻撃を受けていたということなので同情するところもあります。でも、だからといって毒親をゆるす必要はないと片田先生は指摘しています。

 ゆるさなければいけないから、と無理やり許したとしてもそれは自分をだましていることであり、自分の中の感情を抑圧してしまうことになり、感情の抑圧はうつや、ため込んだ怒りを他にぶつけてしまうような悪影響がある、と片田先生はおっしゃっています。

 無理に許さなくていい、自分自身が幸福になることこそ毒親に対する最大の復讐、というのがこの本での毒親育ちへの処方箋、とされています。

 毒親から受けた痛みや苦しみに気づき、そして自分の中にもある我欲のようなドロドロしたものにも目をむけ、それらをやわらげるためには何ができるかを考えてアクションを起こす、そして幸せになっていく、やっぱりセルフコンパッションが大事だなあと思います。

 

 

 

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失ったからこそ得るものもある

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 年末年始のドラマ一挙放送、少し見るとつい先が気になってしまって危険ですね(笑)

 「義母と娘のブルース」も、涙あり笑いありでついまた見てしまいました。
登場人物のみゆきは実の両親を小さいころに亡くし、義母に育てられます。そのみゆきの最終回のモノローグが印象的でした。

 「失ったからこそ得るものもある」

 両親を次々と亡くすという悲しい出来事を経験してきたけれど、義母や周囲の人々との強い絆を得てきたことをしみじみと振り返っての言葉です。

 この言葉は毒親育ちにもあてはまる真理でもあり、救いでもあると感じます。毒親のもとで育ったことで安心をえられなかったことは、「得られるはずだったものを得られなかった一種の喪失」ととらえることができます。

 安心の感覚を得られなかったことで、感情のコントロールが難しかったり、見捨てられる不安をいつも抱えてしまったりという生きづらさもたくさんでてきてしまいます。でも、これらのメカニズムを理解して、安心の感覚を得ていくことで気づけること、新しく得られる絆もたくさんでてきます。

 苦しい経験や悲しい経験はしないに越したことはないけれど、苦しさや悲しさを和らげることで人間の幅はぐんと広がります。苦しい人や悲しい人に寄り添えるようになります。

 失ったからこそ、得ていけたらいいですよね。

 

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がんばってきたから今日がある

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勇気を出してカウンセリングやセラピーに行ってみたけど効果が感じられなかった、という話を時わりと頻繁にお聞きします。楽になりたくて一念発起してカウンセリングを受けたのに思うような効果を実感できなかったらがっかりしてしまいますよね。

これは、私の吹けばとぶような意見でしかないのですが、効果が実感できなかったとしても、そのカウンセリングやセラピーに行った勇気や行動は決して無駄ではなかったと思うんです。

実感までは至っていないけど、なにか微細な変化が起こっているかもしれないし、もっと別のアプローチがあるんじゃないかと調べたり探したりする次の行動につながったかもしれない。そんな小さなひとつひとつの変化や行動が積み重なって、将来的に変化の実感につながっていくのだと思います。

だから、今、前向きな気持ちになれている方はあなたの過去の行動のひとつひとつが今の前向きな気持ちにつながっているし、憂うつな気持ちでいる方は将来の前向きな気持ちへの大事なステップの途中なのだと思います。

前向きな気持ちでいる方は行動してきた自分をねぎらって欲しいですし、憂うつな気持ちの方は前向きな気持ちへの途中にいる自分をねぎらって欲しいな、と心から思います。

無駄なことはひとつもないです。遠回りに感じることにもきっと意味があります。

どうぞみなさま、よいお年を!

 

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毒親とお盆と年末年始4

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今年もこの記事を書く時期がやってまいりました。
この時期になると「お正月に親や家族と会うのが憂鬱」というクライエント様のお話が急増します。

昨年はコロナの影響で帰省しない大義名分があったけど、今年はどうしよう・・・、とブルーになっているクライエント様、多いです(笑)

「また傷つけられるようなことを言われたら嫌だな」、「また一方的に誰かの悪口を聞かなきゃいけないと思うと気がめいるな」、というようなブルーな気持ちを和らげたるために何ができるでしょうか。

これはあくまで私の一意見にすぎませんが、自分の心をはぐくみなおすため、自分の心を守ることをまずは優先して、「会ってもいいかな」と自然と思えるようになるまでは帰省しないという選択をするのは、アリです。

心をはぐくみなおしている最中って、不思議なんですが毒親や毒家族はそれを台無しにするような心無い言葉をかけてくることが多いです。支配欲求の強い親は、敏感に変化を察知して、無意識のうちに変化をはばもうとします。

心のはぐくみを邪魔されて台無しにされてしまわないためにも、大丈夫だと自然と思えるようになるまでは自衛策として会わないのは、アリです。

すごく残酷なことを言います。自分がいろいろと理解して心をはぐくみなおしはじめると、親もそれにこたえてくれるんじゃないかと期待してしまいますが、その期待に応えてくれるようなことはほぼないです。親との関係が変わる可能性がでてくるのは、あなたが心をはぐくんで、親への期待が薄れた時です。皮肉ですよね。

それでもどうしても帰省しなければならない、会わなければならない時には、こんな自衛策をおすすめしています。

・ 嫌な相手、苦手な相手と会っている間は身体の感覚に意識を向けるようにすること(足の裏の感覚だったり、椅子に座っている感覚だったり。)

・ 自分の感情や思考を心の中で第三者的に実況中継すること
(「私は今、"この人またつまらないことを言っているな"と思っているなあ」というように自分の感情や思考を実況中継。)

試すのはタダです(笑)

よかったら、試してみてくださいね。

 

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人は掛け値なしに大切にされたらがんばれる

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 ご縁がありまして大久保寛司様の講演を聞かせてもらいました。大久保様のお話は物事の真理をつくお話で、ビジネスにも、プライベートにも生きる内容でとても勉強になりました。

 お話を聞いていてとても印象に残ったのが、人も会社も幸せになるために存在しているという点です。そして、「人は掛け値なしに大切にされたらがんばれる」という言葉はそのとおりだと思いました。これは、他人との関係でも、自分自身との関係でもどちらでも言えるのではないでしょうか。

 私達は、他の人から本当に大切にしてもらえたら、その人の信頼ややさしさにこたえたくなって自然とがんばれる。このときのがんばりって純粋なやる気や楽しさを伴います。

 自分自身との関係でも同じことが言えるかもしれません。自分で自分のことを本当に大切にできたら、そこに満足や安心感が生まれて、自分がやりたいことを純粋に楽しんだりがんばったりできるような気がします。

 

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