はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

湯たんぽ は偉大です

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

東京の高円寺のセッションルームにお越しいただくお客様の椅子には、冬になるともれなく湯たんぽを置いています。

この湯たんぽ、セッションへの効果がとっても大きいんです。

まず、あたたかさ。じんわりとしたあたたかさってとてもホっとしますよね。これをゆっくり感じてもらうと、腹側迷走神経(安心のリラックス)が刺激されます。

お湯の重み。適度な重みを感じるのはグラウンディング・地に足がつく感じにとっても役立ちます。忙しい日常から少し離れて、ゆっくりと「今ここ」の感覚を感じることを促してくれます。

お湯のちゃぷちゃぷんとする感覚。お風呂の心地よい感じを連想させてもくれますし、プールや海の楽しい思い出を連想させてもくれます。ちゃぷちゃぷんという動きを感じるのは楽しい気持ちも刺激してくれます

ゆっくりリラックスするのが苦手な方は、冬の生活に湯たんぽを取り入れてみるのもおすすめです。お布団にいれて寝る前のひとときにじっくりと温かさを感じてみるのもいいですし、ひざの上に置いて仕事や読書をするのもいいと思います。

低温やけどに注意しながら、冬の楽しみ「湯たんぽ」でのんびりリラックスしてみてくださいね。

 

  

 

 

 

★オンラインと対面(東京)で心理カウンセリングを提供しています★

SE (Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法)という手法をベースに、『セルフコンパッションを高めて自己肯定感や幸福度を高めるセッション』を提供しています。
対面(新宿、高円寺、指扇(埼玉))、オンラインどちらもご利用いただけます。

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コンパッション・マインド・トレーニングの効果

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セルフ・コンパッションのトレーニングに、コンパッション・マインド・トレーニングの8週間プログラムがあります。Chris & Charles(2020)によると、このプログラム参加者は、思いやりの気持ち、自己肯定感、ポジティブな感情、幸福感が有意に増加し、自己批判、愛着不安、苦痛が減少し、その変化は3ヶ月後のフォローアップでも維持されていたといいます。

(こちらの論文です↓)

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

現在、東京成徳大学の石村先生にご指導いただいて、コンパッション・マインド・トレーニングの8週間グループ講座の提供をしているのですが、講座受講生さんたちの講座受講2か月後の効果検証をしたところ、講座終了2か月後もセルフコンパッションの数値は向上していて、受講生さんご自身の実感として

・他者との関係がよくなった
・自分のせいにしすぎず、他人のせいにもしすぎず、客観的にみられるようになった
・自分はどうしたいかに目を向けられるようになった
・これでいいかもね、という感覚になった
・感情を整理することで気持ちが落ち着き、睡眠が改善した

などのお声をいただいています。

講座終了後2か月たっても効果が継続するだけでなく、数値の改善が進んでいるというのが講座を提供した私自身も嬉しい驚きです。

セルフ・コンパッション、やっぱりおススメです。

 

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従順なコンパッション(submissive compassion)と真のコンパッション(genuine compassion)は別モノ

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 本を読んでいて「従順なコンパッション(submissive compassion)」についての説明がとてもわかりやすくて、そしてとても大切だと思ったので紹介させてもらいます。

他人を喜ばせたい、好かれたい、拒絶されたくないなどの自己防衛的な欲求のために機能するコンパッションを従順なコンパッション(submissive compassion)と呼び、他者のニーズや他者を助けたいという欲求に焦点を当てた真のコンパッション(genuine compassion)と区別される (Catarino et ai., 2014)。人は他者から自分がどう思われているか(見下されているか)を非常に気にして、非主張的かつ従順な防衛行動をとる傾向にある (Allan & Gilbert, 1997)。つまり、非主張的なコミュニケーションをとる人は自分に対するコンパッションを持ち合わせていないだけでなく、他者へのコンパッションがあるわけでもない。この場合の非主張的であることは、他者に迎合しているだけであり、他者から疎外されたり攻撃されたりすることを恐れ、その回避行動として非主張的な反応を示していると考えることもできる。

樫村正美, (2021), コンパッションとアサーション, 精神療法増刊第8号, p124, 株式会社金剛出版

 相手にどう思われるかを気にしてやさしくしたり、従順になるのは、それは本当のコンパッションではないんだよ、ということなんですよね。

 そして、逆に従順なコンパッション(submissive compassion)を自分がしている時には、まず自分の中の恐れや痛み(嫌われたくない、仲間外れにされたくない)に気づいて、それをやわらげるところからやっていく必要があります。

 従順なコンパッション(submissive compassion)をしているのには、何か理由やそこにつながる経験をしてきているはずなので、自分を責めるんじゃなくて、自分に寄り添って恐れや不安を軽くしていくところから、ですね!

 

 

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怒りを相手をコントロールする手段として使うのは・・・

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 怒りの感情は自分のテリトリーや価値観を守るために生じる大事な感情です。それなのに、怒りとつきあうのが難しいのは、怒りは「早い」&「強い」&「自分も相手も傷つけることがある」からではないでしょうか。

 怒りの感情は時として相手や環境をコントロールする手段として使われることもあります(ある意味、自分のテリトリーや価値観を守るという目的は達成されるわけですが・・・)。ただ、相手や環境をコントロールする手段として怒りを使ってしまうと、相手に怒りや不満が生まれたり、自分の中に罪悪感が生まれたりして、長期的には逆効果になりますよね。

 セルフコンパッションの学びの中では、相手や環境をコントロールする手段として怒りを使ってしまうのは、過去の環境や経験からの影響だという視点でもアプローチします。激しい怒りとして表現しないと自分のテリトリーや価値観を守れない環境にいたり、そういう経験をしてきたのだとしたら、そういう環境や経験での痛みや苦しみを癒すには何ができるのか、という考え方をします。痛みや苦しみの言い分をよく聞いて、一緒に悲しんで、なぐさめて・・。

    そして、今までとは違う表現方法を新しい選択肢の1つとして選択できるように考えていきます。

 冷静に怒る、や、おだやかに怒る、ができるようになれたらいいですよね。

 

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先延ばししてしまう自分を責めるときには

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 やらなきゃいけないことがあるのに、ついつい先延ばしにしてしまう自分を責めてしまうこと、ないですか?私はちょいちょいあります(笑)

 先日、ゲッターズ飯田さんのこの言葉を読んで、こういう考え方っていいなあと思いました。

 やらなかった自分を責めるより、今やったらいいんですよね。

 今やることに意味があるんだろうか、とか余計なことは考えずに、とりあえず今できることをちょっとだけやってみる。それが3年後の自分に役立つかもしれない。

 そう思ったら、ちょっと気持ちが楽になる気がします。

 

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コンパッションをはぐくむのは自分をはぐくむこと

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 私たちの中では、常にいろいろな声がしていますよね。例えば、ワイドショーでスキャンダルが報じられているのをみると「なんてけしからん奴!」と思う声があったり、「でもこんなにみんなでよってたかって非難したらちょっとかわいそう」と思う声があったり・・・。

 社会的な規範にてらしたらこうあるべき!という厳しめの声や、間違ったことをしてしまったとしてもあんまり責めたらかわいそうよ、という受容的な声は、いったいいつから私たちの中に生まれるんでしょうか?

 その説のひとつに、こんなものがあります。

 私たちが育ってくるなかで、やさしくうけとめてくれるお父さんお母さんの声や、厳しいお父さんお母さんの声を自分の中に取り入れて、厳しいときもあるけど優しく見守ったら受け止めてくれる自分のイメージを作り上げるという作業が無意識のうちに行われると言われています。

 自分が接してもらったイメージを自分の中のとりこみ、それが心の声になっていく、という考え方です。

 この作業のなかで、厳しいお父さんお母さんのイメージとやさしいお父さんお母さんのイメージがいい具合に統合できていないと、やたら厳しく自分にダメ出しする心の声ばかりがするようになってしまったり、逆に、やたら自分に甘い心の声ばかりがするようになってしまったりします。厳しい声ばかりしたら自分がつらいですし、甘い声ばかりだと社会に適合することが難しくなる可能性があります。

 コンパッションをはぐくむ作業は、自分の中の厳しい声と甘い声のバランスをとって、賢さやあたたかさのあるもう一人の自分を自分の中にはぐくむ作業だともいえます。

 

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ホッとする感覚を大切に

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 最近の生活の中で、「ホッとする感覚」をどんなときに感じましたか?
  やすらぐような、ほんの少し嬉しいような、身体が少しゆるむような、身体がすこしあったかくなるような、そんなホッとする感覚です。

 セルフコンパッションの講座を受けてくださる方に比較的多いのが、ホッとする感覚を感じるのが実は苦手な方々です。

 例えば、ちょっとした空き時間ができると何かしなきゃとそわそわしてしまったり、大好きなワンコのことを思い出すと次の瞬間に「でもあの子は死んじゃった・・・」と悲しくなってしまったり、ふかふかのお布団で心地よく休むイメージをすると「明日起きられなかったらどうしよう」と不安がでてきてしまったり。

 その発想があったかー!と感心するくらい、ホッとする感覚を感じるとすぐにネガティブなイメージがでてくるんですね(笑)私も同じタイプなのでよくわかります、その感覚。

 そんな方々におすすめしているのが、ほんの一瞬だけ”悪くない”感覚を感じることを何度も何度も繰り返す方法です。

 たとえば、聞こえてくる音楽に注意を向けて、"悪くない"響きの楽器の音を探してみる、とか、"悪くない"感じがする色や形や明るさを探してみる、とか。コツをつかむまでは難しい感じがするかもしれないですが、試すだけならタダです(笑)

 

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