はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

それは発達障害ではないかも

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

 

「自分は発達障害かもしれない」「子どもが発達障害かもしれない」というご相談を時々いただきます。

 

先日お話を伺った成人女性は、忘れ物やなくしものが多い・時間が守れない・片付けができない、ことに悩まれていて、病院でADHDの傾向はあるかも、と言われたものの服薬しても大きな改善がないということでいらっしゃいました。

 

いろいろお話を伺いながら、体幹のチェックをさせてもらったところ、首のすわりに発達の宿題があることがわかりました。

 

私たちは、赤ちゃんの時からだんだん順番に身体が発達してくるのですが、時々順番のすっ飛ばしが起こります。すごく極端な例え話で言うと、ハイハイをすっ飛ばしていきなり立てるようになっちゃった、というような。結果的に立てるようになってるので、健康診断で問題になることはありません。ところが、すっ飛ばしがあると、本来ハイハイの時期に鍛えられるべき筋肉などが鍛えられないままなので、それを補うために身体の他の部分に無理がかかってしまいます。

 

ご相談にいらした成人女性は、首の座りに発達のすっ飛ばしがあって、「注視する力が弱い」という問題があるのでは?という話になりました。

 

これをご本人に話すと、「そういえば、子どものころ時間割を見るのが苦手だった。自分では月曜の時間割を見ているつもりなのにいつのまにか火曜日の欄に目が移り、月曜を見ようとするのに次は水曜に目が移ってしまって、という感じでいつも忘れ物をしてた。」と。

大人になった今でも何かを集中して見るのが苦手だという話でした。

 

これ、すっ飛ばしてしまった段階で強化させ損ねた部分を補う発達体操をやると数ヶ月でかなり変わります。

 

発達のすっ飛ばしは誰もが何かしらあるものなのですが、すっ飛ばしの悪影響があまりない人にとっては、すっ飛ばしの不具合で困っている人の困りごとはわかりづらいです。困っている当人も、困りごとのない状態というのがどういう状態なのかわからないので、それを自覚して言語化するのは難しい。結果、「この子はいくら言ってもできない」と怒られて本人がやる気をなくして行くという悪循環にもなりがちです。

 

発達障害かも、とお悩みの方は身体の発達のすっ飛ばしのチェックをしてみるのもオススメです。気になる方は相談してくださいね。

  ★オンラインと対面(東京)で心理カウンセリングを提供しています★

SE (Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法)という手法をベースに、『セルフコンパッションを高めて自己肯定感や幸福度を高めるセッション』を提供しています。
対面(新宿、高円寺、指扇(埼玉))、オンラインどちらもご利用いただけます。

attachment-treatment.jimdofree.com