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これが得られれば幸せ、これが手に入ったらし幸せ、って思うのはどんなものですか?
高収入、マンション、健康、魅力的な容姿、恋人、会社での昇進、自由、愛情・・・。人それぞれいろいろあると思います。
さて、今心に思い描いたものが手に入ったら、幸せな気持ちはどのくらい長く続くでしょうか?1ヶ月?1年?10年?
心理学では、手に入れるモノによって、幸せの持続性が違うと言われています。
経済学者のロバート・フランクは手に入れられるモノを
地位財・・・周囲との比較で満足を得るもの
非地位財・・他人との相対比較とは関係なく幸せが得られるもの
と整理しました。
「地位財」の具体例は、所得や貯蓄、役職などの社会的地位、家やクルマなどの物的財。
一方の「非地位財」は、健康、自由、愛情などの物的ではないものです。
この2つの違いについて、心理学者のダニエル・ネトルは著書『目からウロコの幸福学』で、「幸福の持続性が異なる」と言っています。
幸福の持続性が高いのは、地位財と非地位財のどちらだと思いますか?
幸福性の持続性が高いのは非地位財だと言われています。
それはなぜなのでしょうか。
地位財は、形あるものなので、他人と比較することが容易です。それを持っていることで優越感を感じることが満足につながる財と言えます。
だから、手に入った時は嬉しいのだけれど、しばらくするともっと持っている人が目に入ってしまう。そうすると、もっとたくさん、より高いものが欲しくなってしまうのが人のサガです。だから、幸福の持続性は非地位財よりも低いと言われています。
一方、非地位財はそれを得ることそのものが喜びとなる財です。
健康、自由、愛情は、それがあること自体が幸せで、誰かよりも健康だから幸せ、とか、誰かよりも自由だから幸せ、というものではないですよね。だから、地位財よりも幸福感が長続きしやすいんです。
地位財を求めることが悪いわけではありません。ただ、求めるものが地位財に偏ってしまうと、もっと!もっと!と際限なく求め続けることになってしまう危険があります。
地位財と非地位財をバランス良く求めて行くと、幸せや満足をより長く感じることができるかもしれませんよ。