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トラウマを癒す過程を説明するときに、バーベルの例えを使っています。
トラウマは、過去に持ち上げることができなかった重すぎるバーベルだと思ってください。
例えば、100kgのバーベルをイメージしてみてください。過去のあなたは、100㎏のバーベルを持ち上げることができなかった。そのことにとても傷ついています。
では、その傷つきを癒すために、筋力トレーニングをすることなく再び100kgのバーベルを持ち上げようと再トライすれば持ち上げられるでしょうか?
無理ですよね。筋力もつけず、持ち上げ方のコツも学ばずに100kgのバーベルを持ち上げるのは、難しいです。
なので、トラウマを癒していくためには100kgのバーベルを持ち上げられるような筋力をつけて、持ち上げるコツを学ぶ必要があります。
筋力というのは、神経系のしなやかさ(交感神経の活性化を腹側迷走神経の力で調整する力)です。持ち上げるコツはココロについての知識です。
筋力をつけずに100kgのバーベルを持ち上げる(=神経系の力をはぐくまずに過去の傷ついた経験を思い出す)とどうなるかというと、たいがい持ち上げることができなくて失敗します。そうすると、100kgのバーベルに対する恐怖感はさらに強固なものになっていってしまいます。(これをトラウマの再固定化といいます。)
トラウマを癒すために必要なのは、トラウマと向き合うための筋力作りです。それは、神経系のしなやかさをはぐくむことであり、「ほっとする感覚」や「ゆるむ感覚」を感じる力をはぐくむことでもあります。
このトラウマと向き合うための筋力作りの方法としてとても有効なのがsomatic experiencingやセルフコンパッションのワークです。着実に、確実に生きづらさを楽にしていくためにとても役立つ手法です。
★オンラインと対面(東京)で心理カウンセリングを提供しています★
SE (Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法)という手法をベースに、『セルフコンパッションを高めて自己肯定感や幸福度を高めるセッション』を提供しています。
対面(新宿、高円寺、指扇(埼玉))、オンラインどちらもご利用いただけます。