はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

ただ、違いを知ること

 今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊
今回はコンパッションとは直接関係ない話です。
先日、「AIP科学技術と社会チーム公開シンポジウム
《AIと身体性:その2》」というシンポジウムを視聴
しました。

 そこで、パネリストの方がこんなやりとりをしていました。

口話者:「ずっと腕をあげて手話をして疲れませんか?」
ろう者:「口話者の方はずっと話して声帯が疲れませんか?」

 口話者とろう者は、身体の使い方が違うだけなんだな、
と学んだ出来事となりました。

 どっちが優れているとか、えらいとかじゃなく、
ただ、身体の使い方が違うだけなんですよね。

 そして、口話者にとって便利な方法(電話とか)
がろう者にとってはとても不便な方法になりうる
ということを知って、お互いが不便なくやっていく
ためには何ができるか、考えるのが大事なんだなあ、
と思いました。

 これと同じ構造が日常生活の中でもたくさん
あるような気がします。

 論理的に話す方法が得意な人、感覚的に話す方法が得意な人、
これも表現の仕方の違いで、どちらが優れているわけ
でもえらいわけでもなく、ただ「違う」だけ。

 かわいそうだとか、努力が足りないとか、
そういう評価や判断はしないで、
ただ違いを知って理解する。

 これができると、生きるのも少し楽になりそうな気がします。

 

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SE (Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法)という手法をベースに、『セルフコンパッションを高めて自己肯定感や幸福度を高めるセッション』を提供しています。
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