はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

「予定のない」予定を作る

今日もはぐくむブログをご訪問いただきましてありがとうございます😊

 

ご縁があって企業研修のお手伝いをしていました。川島高之先生の講義は明解で勉強になることばかりでした。

川島先生のお話の中で、プライベートでも使えるなあと思ったのが「予定のない」予定を作る、というお話です。

 

川島先生のお話では、管理職は部下が相談しやすい時間を作るためにわざと「ヒマ」と称する予定のない予定を作る、というお話でした。

 

これはプライベートにも応用できるのではないかと思います。自分とゆっくり向き合う、「予定のない」予定を週に10分作るとか。

 

このブログを読んでくださるみなさまには「常に何かしなければと動いてしまう」「予定をいっぱい詰め込んでしまう」、超頑張り屋さんが多いです。

 

そんな方は、敢えて「何もしない」、「自分の身体や気持ちにゆっくりと寄り添う」時間を予定の中に組み込むのもありだと思うんです。

 

自分とゆっくり向き合う時間をとるのは、時間を浪費する遠回りのように思えるかもしれません。でも、この時間をとることで、心が落ち着いたり、幅広い選択肢に目を向けやすくなったり、レジリエンス力があがったりするようになります。

 

急がば回れ。効率をあげたかったら、ゆっくりする時間を敢えて、きちんととるのはとっても大事です。ぜひ、試してみてください。

 

★オンラインと対面(東京)で心理カウンセリングを提供しています★

SE (Somatic Experiencing®、米国のPeter Levine博士が開発した身体と神経系の統合をベースにした安全で自然なトラウマ療法)という手法をベースに、『セルフコンパッションを高めて自己肯定感や幸福度を高めるセッション』を提供しています。
対面(新宿、高円寺、指扇(埼玉))、オンラインどちらもご利用いただけます。

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癒されるもの、ホッとするものが私達を支える

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癒されるもの、と言われると何を思い浮かべますか?

ワンちゃんやネコちゃんと触れ合うひととき、赤ちゃんをだっこしたときのやわらかさやあたたかさやいい匂い(笑)、草花の繊細な美しさ、平和でのどかな風景、人それぞれいろんなものがあると思います。

 

ホッとする感じを感じるもの、嬉しくてありがたい感じを感じるものをトラウマ療法のSomatic Experiencing® では、「リソース」と呼びます。このリソースが多いほど、リソースをゆっくり感じていられる力が強いほど、おだやかな気持ちを保ちやすく、怒りや不安などの負の感情に圧倒されづらくなります。

 

数十秒の短時間でいいので、癒されるものやほっとするもの、嬉しくてありがたくなるものを思い浮かべてみてくださいね。

 

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バウンダリー(心の境界線)

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人の気持ちに共感することができるがゆえに、人の苦しみや悲しみを自分の苦しみや悲しみとして感じてしまって苦しくなる方がいらっしゃいます。

 

共感できることは素晴らしいことです。共感はとても有効なケアの手段です。共感してもらえた人は、共感してもらえることで安心したり、冷静に自分と向き合えるようになったりもしますしね。

 

ただ、共感する側が相手の苦しみを我が事として感じ過ぎると苦しくなります。相手の問題を自分の問題として捉えてしまうと、これまた苦しくなります。

 

共感する時もバウンダリー(心の境界線)は大事なんです。

悩み相談に乗るときに心がけたいことはこんなことです。

  • 感じる気持ちや痛みが自分のものなのか、相手のものなのかを意識する事
  • 悩んだり苦しんだりしている人の話を聞くときには、自分の身体の感覚になるべく意識を向ける事
  • 相手のことを信頼すること(相手にはこの問題を自分で乗り越えていく力がある、と信頼すること)

 

バウンダリー(心の境界線)を意識することは冷たいことのように感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、自分のバウンダリーを尊重するということは、相手のバウンダリーを尊重するということでもあります。

寄り添うけれども、相手のバウンダリーを尊重して、相手が自分の力で乗り換える力を持っていることを信頼し、自分の力で乗り越える応援をする。

 

あなたの共感する能力をより良い形で発揮していくために、バウンダリーを大切にしてくださいね。

 

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「役に立ちたい」のはなんのため?

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人の役に立つこと、誰かに「ありがとう」って言われることって嬉しいことですよね。

やりがい や 生きがい を考える時に、人の役に立つことをしたい と言う方もたくさんいらっしゃいます。それも素晴らしいことですよね。

 

ただ、一度立ち止まって自分の中を見つめてみて欲しいんです。

「役に立ちたい」のは何のためですか?

 

「役に立たなければいけない」、「役に立たないと自分には価値がない」、「役に立たないと存在・所属し続けることができない」、と言う思いがある方、つまり、不安や恐れが「役に立ちたい」の底にある方は、ちょっと注意が必要です。

 

不安や恐れが根底にあると「他人軸」になりやすいんです。

「みんなの役に立つ自分でいないとみんなに見捨てられてしまう。だからみんなが求めていることをする。」と言うような思考の流れです。

この考え方だと「みんなが求めていることをする」「みんなが喜んでくれることをする」ことが目的になってしまうので、「自分がどうしたいか」がお留守になってしまいます。

不安・恐れが根底にあって行動していると、いつまでもいつまでも、安心することができません。みんなが求めていることをしなければ、喜んでくれることをしなければ、が延々と続くことになってしまいます。

 

役に立とうが立つまいが、あなたは存在していいんです。あなたには存在する価値も権利もあるんです。

 

自分はここにいていい。自分は心地よく快適に生きていい。自分はやりたいことをやっていい。というような、安心をベースとした「役に立ちたい」は無理がないので、やっていて楽しいし、長続きします。

 

「役に立ちたい」と思った時は、その根底に何があるのか、見つめてみてくださいね。

 

 

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やる気がでない原因は

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どうにもやる気が起きない、なんか動けないというご相談をよくいただきます。

 

ご相談くださる方々に共通しているのは、とても頑張り屋なところです。そして、「自分に厳しい→自分の要求水準に達しないと自分で自分にダメ出しする→できない自分に自己嫌悪→無力感が生まれる→やる気が起きない、動けない状態になる」のサイクルを無意識に繰り返してしまっているところです。

 

そんな時は、まず休むこと。そして、自分が自分にしているダメ出しや自分に課している厳しい基準に気づくことが大事です。

 

「ねば」や「べき」に縛られて本当はやりたくないことを無理やりやろうとしていて 自己批判→無力感→やる気でないのサイクルに入っている方もいらっしゃいすし、やりたいことや好きなことなのに完璧を目指しすぎて苦しくなってやる気でなくなってる方もいらっしゃいます。

 

いつもいつもいつも、厳しい言葉かけやダメ出しされてたら、無力感を感じてしまうのは無理ないです。まずは、ここをゆるめる必要があります。

 

とは言え、厳しい言葉かけやダメ出ししている自分にも言い分はある。言い分を聞いて、なだめる。そして、ゆるめる。

 

やる気が出ない時は、やる気が出ない自分を叱るんじゃなく、へとへとになっている自分にやさしい言葉をかけてくださいね。

 

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この選択でよかったのかな?と不安になる時は

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3月。新しい生活へと踏み出されようとされている方が多いタイミングですね。
何かを選択する(した)時って、本当にこれでいいのか迷いますよね。

選択する時にすごく迷って決められない、選択したあとも本当にこれでよかったのかぐるぐる考えてしまう方の気持ち、私もわかります。

 

そんな気持ちの裏側には、もしかして「絶対失敗したくない(損したくない)」「正しい選択をしたい」という気持ちがありませんか?

 

大事な自分が幸せになるために、間違った選択をしたくないし失敗したくないという気持ちは自然な気持ちです。だから、その気持ちがあったとしても、自分を責めたりしないでくださいね。

 

ただ、その気持ちがあんまりにも強すぎると、いつまでも決断できなかったり決断した後もああでもないこうでもないとぐるぐる考え続けてしまうことになります。

 

すごく迷ってしまって決められない時は、いつまでもぐるぐる考えてしまう時には「ああ、私は自分が幸せになりたいから迷っているんだな」「自分を守りたいから正しい選択をしたいって気持ちが湧き上がって来るんだな」と、迷う気持ちに気づいてくださいね。ジャッジせずに、自分の気持ちに気づいて、観察してみるのが大事です。

 

どんな選択でも、正解にしていけます。だから、大丈夫。

だって、私たちは幸せへの道の上にいるのだから。

見捨てられ不安と親密性回避

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 今日は、私が提供している心理カウンセリングの大きなテーマ「愛着」について書いてみます。
 他人との絆の結び方の土台を愛着といいます。
 愛着の形成が不全である場合、大きくこの2つの生きづらさを感じます。

  • 見捨てられ不安
  • 親密性回避 ( 親密性への恐怖 )

 愛着理論を提唱したジョン・ボウルビイは、赤ちゃんは養育者との関係を通じて、「他者は自分を受け入れてくれるのか、自分の呼びかけに応答してくれるのか」 というような他者に対する信念や期待を形成していくと言っています。また、こういった信念や期待をベースにして、「自分は他者に注意を払ってもらえるだけの価値がある存在なのか、愛されるに値する存在であるのか」という自分自身に対する信念や期待も形成していくとも言っています。

 他者に対する信念や期待は、その人の他者観を形づくります。
他者は自分を受け入れてくれる、自分の呼びかけに応答してくれる、という信念や期待が形成されないと、「親密性回避(親密性への恐怖)」につながります。

 親密性回避の傾向が高いと、心を開くのがこわい、心を開かれるのがこわいので、深いつながりや愛を無意識に避ける傾向があります。みんなと一緒に落ち着くことよりも一人を好みます。本人の心の奥底では人とつながりたいという気持ちがあるのですが、それを他人に知られることをおそれます。だから、周りから見ると一人でいるのが平気なように見えます。心の中の思いや葛藤を知られることを回避する傾向があります。

 回避の傾向性の高さによって、無意識で回避してしまっている場合と、意識して回避している場合があります。

 自分自身に対する信念や期待は、その人の自己観を形づくります。自分は他者に注意を払ってもらえるだけの価値がある存在なのだ、愛されるに値する存在なのだ、という信念や期待が形成されないと「見捨てられ不安」につながります。

 見捨てられ不安の傾向が高いと、友達や恋人が去ってしまうことをおそれる傾向があります。自分には価値がないと思っているので、常に他人のために動いて役割や価値を生まないと友達や恋人が去ってしまうと心の奥底で思っています。去られるのがこわいので、友達や恋人の動向を確認しないと落ち着かなかったりします。相手が恋人だと束縛しがちです。

 この親密性回避と見捨てられ不安の傾向は、大人になってからガラリと変えるのは難しいとも言われています。でも、がっかりしないでください。大事なのは親密性回避と見捨てられ不安の傾向を持っていたとしても、それに振り回されない自分になることなんです。

 親密性回避と見捨てられ不安の傾向を持っていたとしても、それに振り回されなければ問題は起きないんです。

 親密性回避と見捨てられ不安の傾向に振り回されない自分になっていくためには、セルフコンパッションの学びやsomatic experiencingで身体面を整えることがとても役に立ちます。気になっている方は、どうぞ試してみてくださいね。

 

★ 見捨てられ不安や親密性回避に関連する記事はコチラからどうぞ

happy-from-ashiya.hatenablog.com

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