はぐくむブログ

自分にやさしくするってどんなこと?をつぶやいています。Somatic Experiencing®を中心に身体の内側からの安心をはぐくみます。

未来を開く偶然を引き寄せるには

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今、将来にどんな人生を思い描いていますか?

学生時代に思い描いた人生を歩んでいますか?

 

将来を明確に思い描けている人もいれば、そうでない人もいると思います。むしろ、明確に思い描けない人の方が多いのではないでしょうか。

 

20年前、30年前と比較すると世の中の変化のスピードはどんどん早くなっています。以前だったら10歳上位の人の仕事やプライベートが自分の将来をイメージするのにある程度の参考になりました。でも今はそうではないことが圧倒的に多いですよね。

 

30年前は女性は25歳までに結婚しないと行き遅れなんて言われてました。でも今は25歳を過ぎての結婚を遅いと言う人はほとんどいないです。

また、20年前は60歳くらいで会社勤めを終えてあとは悠々自適に、という感じだったのが今では65歳、70歳まで現役で働くことが求められ始めています。

 

めまぐるしい変化のなかで、特に若い人は将来が思い描きづらいと思います。

 

先日のクライエントさんが転職に向かって力強い行動を起こしていたのがきっかけで、「プランドハップンスタンス理論( 計画された偶然理論 )」の話を久しぶりにしました。

 

「プランドハップンスタンス理論」は1999年にスタンフォード大学のクランボルツ教授らが行ったキャリア形成についての研究です。

 

この研究では、アメリカで数百人の成功したビジネスパーソンに、今の自分の成功が若い頃に思い描いていたものだったのかを調査しました。

 

アメリカで成功している人達です。きっとみんなが若い頃に決めたキャリアプランを実現させているのでは、と思いますが、結果は違いました。なんと8割の人は、人生の中で予期しなかった偶然の転機によって今のキャリアにたどり着いたと回答したのです。

 

では、成功した人達は単に運が良かったのか?

彼らの回答から、いくつかの共通した事項が見えてきました。

 

・彼らは、自分が興味を持っていることややりたいことを積極的に発信していた。

・自分のやりたいことと違うことでも、声をかけられたら断らずにやっていた。

 

成功した人々にはこのような共通点があったのです。

 

Edecute.co.jp というサイトにわかりやすい説明が記載されていますので、以下引用します。(  http://www.educate.co.jp/2008-10-05-11-32-19/64-2009-03-06-08-11-14.html

 

プランド・ハップンスタンス理論は以下の3つの骨子から構成されます。
【1】個人のキャリアは、予期しない偶然の出来事によってその8割が形成される
【2】その偶然の出来事を、当人の主体性や努力によって最大限に活用し、キャリアを歩む力に発展させることができる
【3】偶然の出来事をただ待つのではなく、それを意図的に生み出すように積極的に行動したり、自分の周りに起きていることに心を研ぎ澄ませることで自らのキャリアを創造する機会を増やすことができる

 

 

とてもおもしろい理論だと思いませんか?

 

可能性を限定せずに、柔軟にいろいろやってみたり、取り入れてみる。

やりたいことや好きなことは周りの人に積極的に発信する。

 

こういう小さな積み重ねが、未来を開く偶然を引き寄せるようです。